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泉美木蘭
2021.5.24 00:29

意味のないことに、意味もなく従うのはやめましょう!

私の家の近所の飲み屋街では、
ついにいつも通りに酒を出して、営業している
居酒屋、焼き鳥屋が何軒も現れています。

世の中では「若者は外へ出たがる」というイメージが
あるようですが、
店内はネクタイ姿の中高年のビジネスマンでびっしりでした。
すぐそばに大きなオフィスビルが立ち並んでいる地域でも
あるからだと思いますが、

数人の仲間で小さなテーブルを囲んで、ビールジョッキを並べ、
大声でゲラゲラ笑ったりしながら、楽しそうに飲み食いする姿を
見ているだけで、こちらも楽しくなってきます。


入り口に消毒液は置いてあるけど、検温もしてませんでした。
店が満員でめちゃ繁盛しているので、店の人も、客の体温を
いちいち確認してる暇なんかありません。すばらしい!

グローバルダイニングが声を上げてくれた効果かもしれません。
実際、もうこれ以上おとなしく従っていたら、
店は潰れて、従業員は収入を失うのだから、
背に腹は代えられないというところで、一歩踏み出した部分も
あるでしょう。

飲み屋街の中には、管理組合として全体を仕切っている店が、
「絶対に酒を出さないこと」
「組合で見回ることとします」

など、自主的に強力な掟を発行して、全体を束縛しており、
実に日本人らしく、みな一律に権力者の言いつけに従って、
シーーーーーンとしているところもあります。

でも、通常通りに営業している店には客が群がり、
活気にあふれ、繁盛しているのが現実です。
逆に、「もうこんなことに従ってられるか!」
とつっぱねる店が増えれば、後に続くところがどんどん
増えると思います。
それってちょっと情けない気もしますが、
『オドレら正気か?』の視聴数が増えているのを考えると、
いい加減、「こんなのやっぱりおかしいのではないか?」
と思いはじめた人が増えているのも事実だと思います。

わけのわからない「人流抑制」にいちいち協力して
一体なんになると思ってますか?
意味のないことに、意味もなく従うのはやめましょう!

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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