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高森明勅
2021.5.2 06:00日々の出来事

愛国的マイホーム主義又はマイホーム的愛国主義の信条

4月は、わが高森家の家族の結婚記念日が、集中している。
先ず、シンガポールの青年と結婚した長女の結婚記念日が4月8日。
灌仏会(かんぶつえ=花祭り)だ。

おシャカさまの誕生日とされている(厳密には旧暦の同日)。
旦那が敬虔な仏教徒なので。
2人は結婚以来、今年で7年目になる。
旦那は、美男子で背が高く、飛び切り優しい。
娘には勿体ないような好青年だ。
去年、私は初めてシンガポールを訪れるつもりだった。
だが新型コロナ禍の影響で、しばらく延期せざるを得ないだろう。
シンガポールの新型コロナ対策の厳しさは、
日本人の想像を絶するものがある。

次に、4月13日が私と妻の結婚記念日。
妻の両親の結婚記念日に合わせて、結婚式を挙げた。
この式の日取りからして、既に夫婦の力関係をはっきり反映していた、
と言うべきか。
結婚以来、早くも35年。
わが人生で最大の幸せは、恐らく妻と結婚出来たことだろう。
本人が私のブログを読む心配はないので、ここに書き付けても
大丈夫なはずだ。

それから、長男の結婚記念日は4月29日。
言う迄もなく「昭和の日」だ。

平成最後(つまり平成31年)の「昭和の日」に結婚した。
長男は私の3人の子供達の中で、ただ1人、昭和生まれだ。

この年は“「令和」婚”が多かった中で、
敢えて「平成」婚を選んだ。
それからまだ2年。
だが、去年に長女(私にとっては孫)が生まれ、
もう1歳になった。
お嫁さんは産休を取り、長男は新型コロナ禍の影響と
仕事柄、在宅での勤務時間が長く、2人がかりで
育児に当たった。
わが孫娘は、両親の愛情をたっぷり受けて育っている。
だから幼児なのに、態度に何となく自信を感じさせる。

…と言うと、親バカならぬ爺バカになってしまうだろうか。

次男はまだ20代で独身。
仕事がハードらしいが、全体をマネジメントできる
立場なので、やりがいは感じているようだ。
 
非力な私の出来る範囲で、国家の重大事に力を尽くす一方、
足もとの家族の幸せを大切にしたい。
それが、私の信条だ。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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