朝日新聞の論座で行った社会学者の西田亮介さんとの対談がアップされました。
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西田さんは社会学的視点から、私が法学的視点から、このコロナ禍の日本の政策選択や特措法を含めた法的決定の方向性、舵取りについてバッサバッサと論じました。
西田さんのいう「耳を傾けすぎる政府」(=「民意」を政治都合で利用する政治)が菅政権になり加速しているのではないか、それにより必要性が肥大化し許容性(法による統制)が後退して、適切な法による規律が蔑ろになったのではないか。
そして何より、「あいまいな日本」の法の支配との相性の悪さも露呈したと思います。法的に争えない措置でここまで国民の行動変容を調達できるという、権力側にすれば「コスパのよい統治」という悪しき成功体験も得たでしょう。
ビジョンなき場当たり的民主主義、「現状を守る」だけの価値にコミットしない保守政党が選挙で勝ち続けてきたなれの果てを、コロナ禍が図らずもあらわにしたとも指摘しました。
是非ご一読ください!