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泉美木蘭
2021.2.6 22:02

日本の異常な入院率

改正感染症法によって、
入院を拒否したり、入院先から抜け出した人、
保健所の調査を拒否した人に罰金が科されることになりましたが、

この件について、朝から晩までもっと喧々諤々の怒りの声が
マスコミを通して噴出してもいいのに、全然ないんだから、
日本ってすごく恐ろしい国です。

そもそも日本は、陽性者の入院率が異常に高い国です。

出典:東洋経済オンライン
(データ出所:https://www.worldometers.info/coronavirus/
https://ourworldindata.org/covid-hospitalizations
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000714776.pdf)

 

「入院」と書かれてますけど、実質的には「隔離」のことです。
「2週間後はニューヨークになる」と
“感染の先輩”かのように
言われつづけたアメリカも、

ロックダウンを繰り返して人口の4分の1が貧困層に落ち、
食料配給の行列に並んで食いつないでいるイギリスも、
基本的には「自己隔離」です。

つまりは、「症状が出たら、自宅で療養してください」
というものであって、強制的に人を病院やホテルに閉じ込める
ようなことはしてません。

しかも、ホテルに閉じ込められた人は、
医者に電話して、薬を処方してほしいと頼んでも、
「そこは病院じゃないから薬は出せません」と断られて、
看護師から市販の風邪薬を差し入れてもらったそうです。
その上で、3食冷えた弁当を食べさせられるのだから、
完全に虐待です。

日本の「入院」は、酸素吸入や人工呼吸器管理など
本当に治療が必要な一部の重症者の人以外は、
「人権無視の強制隔離」
です。
それを罰を加えてさらに強力にやろうというのに、
そこに怒る人が少数派なのだから、
震えあがるような状況です。

 

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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