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笹幸恵
2021.1.21 19:22日々の出来事

対面いけるか?

大学の授業の進め方について、昨年末に通知があった。
来年度は対面8割、オンライン2割(任意の時間に視聴できる
オンデマンド型)で実施するという。
おお、対面8割。
1年ぶりに教室に行けるのか~と、学生気分でウキウキしていたら、
なんと私の担当授業は2割のオンデマンド型授業のほうに入っていた。
なんで!?!?

というわけで、先日、大学側に対面での実施を要請した。
作文は技法だけを教えるような一方通行の授業では
成立しないこと、
オンラインでは気づきを与えるような十分な
アクティブラーニングができないこと(オンデマンドはなおさら)、
個別かつ詳細な文章指導ができないこと(個々の学生のレベルの差は
開いているにもかかわらず)などを列挙し、切々と訴えた。

オンデマンドなら、通信制大学と何ら変わりないじゃん!
(↑これは書かなかった)

対応してくれた女性は非常に親切。
審議会を経て、担当する授業は「対面に変更」との知らせがあった。
やれやれ。

ただ、まだまだ流動的でどうなるかわからない。
緊急事態宣言が延長されて、都知事が夜も外出するな、
昼も出るなと言い続けるような状態が続けば、
今年度同様、全部の授業がオンラインになるかもしれない。
今年の新入生は本当に気の毒だ。
いまだにキャンパスに一度も行くことができていないのだから。
感染者数にばかり注目して恐怖と不安を煽る
メディアの責任は本当に大きい。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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