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小林よしのり
2020.12.29 09:49日々の出来事

PCR検査が「踏み絵」になっている

今日のモーニングショー、何から何まで間違っていて、
恐怖に震えた。
コロナより、このモーニングショーの方が100倍恐ろしい。
まず、羽田議員の死は、PCR検査が「踏み絵」になって
いることが問題なのだ!

わしは、今年は一年中、喘息の後遺症が治らないので、
「わし、肺炎かな?」と思って、病院でレントゲン検査を
受けた。

だが羽田議員は「俺、肺炎かな?」と思っても、「発熱」が
あるから病院で診断してもらえない。
コロナが指定感染症になってるから、「発熱外来」を受診
させない事態になっている!

PCR検査が「踏み絵」になっているから、手遅れになる
のだ!

普通なら、街のクリニックで診察してもらい、レントゲンや
CT検査をして、肺炎だったら、PCR検査をする。
羽田議員のケースをPCR検査の不足に繋げるのは
まったく間違っている!
コロナを指定感染症から外して、街のクリニックでも受信
できるようにしておけば、羽田議員も死なずに済んだ
かもしれない。

台湾でコロナを根絶したかどうかは、PCRのサイクル数
を日本と同じにして見なければ分からない。
サイクル数が少ないから、根絶したように見えるだけだろう。

しかも、台湾の「監視」と「罰則」による国民管理体制は、
想像をはるかに超えていて、恐怖で震えた。
普段、リベラルぶっているモーニングショーのコメンテーター
が、全員これに猛反対しないのが異常だ。
弁護士まで、罰則を否定しないのだから、狂っている。
恐ろしい!まったく恐ろしい!
ここまで管理社会になった台湾を讃美する者が日本に
多いのは大問題だ!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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