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小林よしのり
2020.12.18 10:10日々の出来事

ウィルス干渉を知らない医師

モーニングショーで「マスク・手洗いを徹底したら、
インフルエンザの感染者が激減してしまった。
それでもコロナは感染拡大しているから、コロナは
感染力が強い」と医者が言っている。
だが、それは違う。

もしそうなら、今後は一生、インフルエンザ予防のために、
マスクは外せなくなる。
そう信じている人は一生マスクを外してはダメだぞ!
インフルエンザの方が、感染者数も、重症者数も、死者数
も多いのがエビデンスだ!

去年末まではインフルエンザの感染者がべらぼうに多か
ったのに、今年初めから新コロと交替してしまった。
新コロが細胞の受容体に捕まって、招き入れられるから、
「ウィルス干渉」が起こって、インフルは細胞に入れなく
なってしまったのだ。

コロナはインフルに勝つのだが、人から人へ感染する
力は弱い。
インフルエンザは1年に1000万人の患者を出すから、
感染者は3000万人か、4000万人だろう。
そこで集団免疫が出来て、流行は終息するのだ。
インフルは例年、直接死3000人、間接死10000人に
達している。

新コロは感染者数も、重症者数も、死亡者数も、そこまで
いかないから、インフルより感染力が弱い。

プロの医師ですら「ウィルス干渉」を知らない。
それは医者とウィルス学者は違うからだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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