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泉美木蘭
2020.12.18 09:50

無症状・軽症で隔離された人、めちゃ楽しかったって。

インフルよりコロナのほうが感染力が強い、怖いと
よく言いつづけられるなと思います。
いまの報じ方とまったく同じことを、
例年のインフルエンザの流行期にやっていたら、

「過去最多1日で150人死亡!」
「累計感染者1000万人突破!」
「1歳3か月の男児、1歳7か月の女児が相次いで死亡」
「2歳の誕生日前夜、脳症で重症化、回復の見込みなし」

という話になります。

先日、顔見知りが無症状や微熱で入院していたことを知りましたが、
同時に陽性になったクラスター仲間数人が、
家は離れているのに、同じ場所に収容されることになったので、
みんなテンションが上がり、ベッドの上で延々と、
スマホの通信アプリで
おしゃべりしつづけたり、
ゲームしつづけたりして過ごし、

「合宿みたいでめちゃくちゃ楽しかったー!」
とのことです。

“大変だった体験談”だけでなく、無症状・軽症で隔離された人の
実際の姿、もっと真剣に取材してみたらどうなんでしょう。
こんな「祭り」はおかしいと、すぐに思うのでは?
最初は取材とわからないように接触しないとだめですよ?
だって、「楽しんでる」なんてみんな言えないんだから。

医療現場がひっ迫しているのは、いつまでもコロナを
「指定感染症2類相当(一部1類相当)」の感染症に指定して、
ごく一部の指定医療機関にのみ患者を集中させるという
異常な偏りをわざわさ作っているからです。

入院の必要のない患者も受け入れながら、
厳重な感染防御態勢で治療をしなければならないという
仕組みをいつまでも解除しない。

そして、マスコミはそれを「怖い、怖い」と煽り続けることで、
コロナ差別と偏見をどんどん膨張させ、看護師も集まらない。
ますます医療を苦しめているのに、
それを「健康な国民の気のゆるみのせいだ」となすりつけ、
経済死に追い込んでいる。
とんでもない大罪ですよ。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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