ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2020.12.11 18:30

マスク村の村人たちのヤフコメに笑ってしまった

ラジオ聞いてると「あなたそこまでわかってるなら~!」
と思えてきてしまうんだけど、
たしかに小林先生の言うとおりだな。

ここまでの超強力言論統制を行っているマスコミと、
それに煽られた世論というモンスターと戦うのだから、
「だったらいいな」の期待にしがみついても意味ない。
『コロナ論』
『新型コロナ 専門家を問い質す』
『コロナ論2』
という強力な武器3冊がある!

そもそものこわばったこの空気に、本の力で切り込んでいく
ことにガンガン集中すべしと、頭を切り替えた。

先日の『エコノミスト』掲載の対談記事、

着用するかどうかは気持ちの問題?
「マスクは感染を防げない説」について調べてみた
(小林よしのり、泉美木蘭)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a785a2bd586ab8de23545487f69a30c66c4ab0f7

これ、先ほど電車のなかでコメント欄を読んだのだけど、
記事で指摘しているとーーーりの、全然科学的でない、
“気持ちの問題”でマスクを信奉する、
マスク村の「村人A」「村人B」みたいな人たちが、
くそ真面目にいきり立ってあれこれ書き込んでいるから、
思わず吹き出してしまった。

対談では、
マスクをほぼ100%の人がつけている状態でも、
感染している人が出ているという“事実”、

マスクをしていても飛沫が漏れていて、
20ミクロン以下の飛沫は、マスクをしてない場合と
ほぼ同数の飛沫が気管奥に達するという「富岳」の
シミュレーション結果、

N95マスクでさえ、感染するときはしていること、

まったく科学的でないマスクを、気持ちの問題で
つけていたって意味なんかない

という話をしているのに、

「防げるかではない。感染させる、感染するの『可能性』、
更には重症化(ウイルスの吸入量の減少)の『可能性』を
下げられるかどうかの問題」

って。
抵抗力が弱っていれば、感染しても自分の免疫では
やっつけられなくなる『可能性』が高くなるんですよ。
無症状の若者はマスクしてなかったら重症化して死んでたの?
違うでしょ~?
つけたい人は、つけるという選択をすればいいけど、
『可能性』をちょっとでも高めたいという程度のことなら、

他人にマスクを強要するようなことをしてはいけません。

『何なのこの記事は。
マスクで感染を完全に防げるわけじゃないからなんなの?
合唱で感染者がでた。
会社で半分の人がコロナになった。
同じように対策してる合唱団あちこちでそうなの?
会社でマスクつけないで会話したり、喫煙室でおしゃべり
したりは絶対にしていないの?
そういう調査を全てした上で、マスクは効果が全くないと
言うのであれば少しは理解できるかも知れないけれど、
この人が言ってることはなにも根拠がない。
後、100%じゃなくても50%だろうが80%だろうが防げたら意味
があると思うのだが。
3割くらいの人にしか効かない抗がん剤は、たった3割にしか
効果がないから意味がないのでしょうか?
そうではないと思いますが』

この人は苦情を寄せているようでいて、
マスクの無意味さを自分で
答えているので笑ってしまいました。
「おしゃべりしたりは絶対にしていないの?」って、
してるに決まってるでしょ。それが普通なの。

人というものはね、東大マネキンマスク実験のように、
マスクを装着してただ水槽の中でぽかーっと口をあけて、
微動だにせず、立っているだけじゃないんです。
動くの。しゃべるしね、息もするしね、ご飯も食べるんですよ。
だからなおさら、そもそも飛沫が漏れてるマスクを、
全員に強要したって意味ないんです。

それに、抗がん剤の話は関係ないし。
だって全患者が「がん患者は抗がん剤投与をするべきだ」
と押し付けられて、周りの空気を読んで投与しているって
わけじゃないんだから。
使おうと決めた人は使う。でも強制されない。
マスクもその程度が普通なんじゃないの。
へえ~、でも抗がん剤って3割の人にしか効かないの?
だったら私は、がんになっても使わずに死にたいな。

『0か100かの議論は無意味。』
『「0か100」でしか考えられないの? 』
『All or Nothingで語ることほどばかばかしい事はないと思う。
みんなお互い気をつけようねって「気持ち」なんだよ』

でた、「気持ち」!
つけたくない人の「気持ち」をまったく無視して、
「全員マスクをするべきだ!」という「0か100か」に
振り切れているマスク脳の人たち、
すごいなあ。このコメント欄、面白いです。

そしてデータ満載の『新型コロナ 専門家を問い質す』
を読んで、このばかばかしさを打ち砕いてください!

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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