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テーマ:「道徳Revenge」
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第52回「ゴー宣道場」アンケート回答(その1)
12月13日、第52回「ゴー宣道場」は
「道徳Revenge」と題して、笑いと際どい自己申告の
入り混じった独特な議論が展開された。参加者の感想を紹介し、わしがコメントを付ける。
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◆切通先生の講演は自らを飾ることなく、正直に
話して下さりとても引きつけられる内容でした。少年Aの絶歌、岡田氏の写真、母親の老人ホームの
話など、かつて小林先生に指摘された中でもなぜ
その事に気がついたのか? なぜ意識の差が
生まれたのか?を小林先生が分かりやすく教えて下さり、
聞いていて非常に納得できました。
また自分の死が近くなった時に延命するのか?
しないのか?という話も聞いていて、とても
考えさせられました。(東京都・28歳男性・サービス業)
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なんといっても切通理作氏の講演の素晴らしさに、
わしは一番感心しました。
自己欺瞞なしに、自分を極めてクールに
分析しつつ、かつ自分自身を笑いの対象にしながら、
あのように話せる人物をわしは初めて見ました。やっぱり理作氏は大した作家です。
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◆今回の道徳のお話で、自分に引きつけて
よく考えました。考える内に頭に思い浮かぶ言葉は
小林先生のご著書の中の“自分を一番自由に
してくれる束縛”“人は強くなければ生きられない、
優しくなければ生きていく資格がない”
あと、道場が掲げる“現場で戦う覚悟を作る”という
言葉です。この言葉の中に道徳というものが
集約されていると感じました。(東京都・42歳男性・介護職)
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よく分かってくれている。
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◆「一番道徳的でないのは自分の共同体を裏切ること」
という言葉にハッとしました。身近な道徳としては
それが一番大事なことだと思います。キモに銘じます。そして切通劇場!! 最高でした!! だいぶイメージが
変わりました。(神奈川県・41歳男性・会社員)
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でしょ?理作氏の神髄を見たよね。
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◆今日はサイン本の販売があるという事で、
開場前からたくさんの人が入口にいました。
テーマが「道徳」と言うこともありちゃんと列になって
集まっていたのが印象的でした。(東京都・36歳男性・グラフィックデザイナー)
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そんな光景があったのか。知らんかった。みんな、買ってくれてありがとう。
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◆朝日の件について、記者はゴー宣を読んで
戦争論も読んでいるのに記事では全く逆の事を
書いてしまうのは、商売の為であることがわかりました。
思い通りの事を記事にしてしまえば、読者が
はなれて商売が成り立たない。シールズや
ヘイトデモカウンターの中にもゴー宣ファンが
いるかもしれませんが、それを公にしてしまえば
仲間外れにされてしまうから、公にできない人も
いると思います。
こう考えると道徳には勇気が必要と思いました。師範の方たちのテーブルに飾ってあったポインセチアが、
すごくキレイでした。(大阪府・47歳女性・主婦)
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同調圧力に屈しているのかもしれません。あの花は門弟のOさんが持ってきてくれたものです。今回は年末だから特例ということでいいよ。気を使わないようにね。
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◆「道徳が習慣」というよしりん先生の言葉が
印象的でした。知識だけで道徳を伝えることが
できないということが改めてわかりました。
私は教師なので生徒に道徳を伝える時は、
授業だけでなく、普段のふるまいを意識するように
しています。特に学校ではそうじなどあたり前の
ことを厳しく指導しています。
今後もそうじというあたり前の習慣を通して、
生徒の道徳を育てていきたいです。(神奈川県・32歳男性・中学社会教師)
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それがいい。
教師は大変だが、子供に大きな影響力を
一生残すからね。頑張れよ。
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◆アリストテレスの道徳は技術という言葉は
知らなかったのですが、小林先生の話を聞いて、
勇気を出すこと、習慣化することが道徳だというのは
すっと心に入ってきました。
昔、学童保育で接した子供の中に、ごみをあたり前の
ように道や川に捨てる子がいて、親の習慣(道徳)は
子供にひきつがれてしまうんだなぁ、と思ったことを
思いだしました。
私も意識して子供の習慣をつくってあげないと
いけないと思いました。(神奈川県・31歳女性・主婦)
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それが分かってもらえたら親の果たす
子供の教育はばっちりです。
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◆かつては1人の人間が複数の組織や共同体に属し、
それぞれの集団の価値観に照らして道徳をチェック
できたが、地域社会が崩壊した現在、人が属する
組織は少ない。属する唯一の組織の価値観が
絶対的な道徳観になり易い危険性がある。
朝日の記者の問題はそういう事にも起因している
のではと思う。(東京都・50歳男性・歯科医師)
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自民党が小林よしのりを呼ぶ勉強会を
中止させたのは、党益優先です。各省庁が公より省益優先したり、電力会社が
社益優先したり、各新聞社が社益優先することも
あるわけです。利害損得が絡むと正義感や公共心は
失われることが多いのです。
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◆高森先生はもちろん、笹先生にも不道徳さを
感じないのですが、どんな不道徳があったのか
聞いてみたかったです(笑)。先生の話をスマホにメモして聞いているのですが、
途中でカメラを誤作動してしまいました。けっして
写真はとっていません。もうしわけありませんでした。
今後はそういった事がないように紙にメモしたいと
思います。(東京都・39歳男性・会社員)
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聞かない方がいいかも。あとで動画で確認すればいいんじゃない?楽しんで聞いていればいいよ。
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◆よしりん先生は本当に理性的で理論的で
優しい方だと思いました。高森先生はまさに「先生」
という感じで、本当に人生相談したくなる頼もしくて、
そして紳士な方だと思いました。切通先生はとにかく
面白かったです。もくれんさんは、歳は私とひとつ違い
なのにどうしてそんなに可愛いのか不思議です。笹さんは私より年上とは思えないくらい、声も優しく
可愛らしく、雰囲気のやわらかい方で憧れます。先生方の個性を間近で拝見できるのも楽しいです。(長野県・37歳女性・会社員)
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嬉しい楽しみ方してくれてる。
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◆私の友人はおばあさんの介護のために仕事も
やめて、田舎へ帰りました。結婚もあきらめたそうです。
他に家族もなく、自分しかみてあげられないからと
言ってましたが、生活も大変そうです。自分の人生も結婚もあきらめて身内の介護をする
というのは、一般的にはすばらしいことかもしれませんが、
私は良いと思えません。これから死んでいく老人のために
若者の人生が犠牲になるのは違うと思ってしまいます。(神奈川県・34歳女性・会社員)
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介護離職で共倒れというパターンは悲しいよね。わしは愚直すぎる道徳心も罪になると思うけどね。
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◆道徳を身につけるためには、勇気を持った反復練習が
必要だという話を聞いて思い出した事があります。平成11年11月に航空自衛隊のジェット練習機が訓練を
終えて入間基地に着陸する寸前に燃料系のトラブルから
入間川河川敷に墜落し、ベテランパイロット2名が
殉職するという事故が起きました。墜落する直前に高さ90mの高圧電線を切って周囲を
停電させたこともあり翌朝の新聞は批判的な論調でした。その後パイロットと管制官の交信内容から、異常発生
直後に脱出していれば2名のパイロットは助かった
可能性があることがわかりました。異常発生直後にパイロットは「ベイルアウト!」
(緊急脱出する)という言葉を発していました。しかしすぐには脱出しませんでした。おそらくその時点では
住宅街の上空を飛行していたからだと思われます。安全な河川敷間で燃料の切れた航空機を誘導し、
大丈夫と思った時は十分な高度がなく脱出したものの
パラシュートが開かず地面に激突して亡くなりました。
2人とも家族があり子供もいました。
勇気ある反復練習は、席を譲るという道徳的行動は
もちろん、自分の命が危険になる状況においても
十分有効かつ大切な事なのだということを再認識しました。(千葉県・51歳男性・航空自衛官)
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この事件知ってましたが、立派な自衛官だと
感動しました。
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◆自分は大学生という立場もあって、組織と個人の対立
という現場を肌感覚では分かりませんでした。しかし、
道徳は技術であり、反復で身につけられるという言葉は、
今後社会に出ていく者として、大切にしたいと思います。(千葉県・24歳男性・大学生)
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若いうちに知っておくと自分の人格形成の
役に立つことってあるから、君の将来に期待します。まだ続きがあります。
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第52回「ゴー宣道場」アンケート回答(その2)
第52回「ゴー宣道場」のアンケート回答、
その2であります。
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◆切通先生の基調講演、とても面白かったです!
笑いとともに深く考えさせられる示唆もありまた多岐に
わたっていて、本質にせまるものでもあったと思います。
でも岡田斗司夫のキス写真を見てしまった時のお話、
どういう訳かツボに入ってしまいました。「そこ!?」という
脊髄反射と、その奥に実はかなり深い道徳観まで
探れるような気がしながらも、笑いが止まらなかったです。(埼玉県・46歳女性・パート)
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理作氏の人格が面白すぎるな。
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◆切通師範の評論家としての業(ごう)が一般の道徳とは
かけはなれてしまう場合もあるということを聞いて、ここでも
その時々でのバランス感覚が必要なんだとあらためて
感じました。(東京都・44歳男性・会社員)
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自分のプロの矜持も道徳ですもんね。
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◆まさかの高森師範不在!かと思いましたが、一部に
間に合ってよかったです。切通師範のお話、面白すぎです。木蘭師範が大爆笑
していたのが印象的でした。切通師範の誠実さと素直な
感じが、すごく良く表れていたと思います。ブログに少年Aの
ことを書いた時、小林師範が「魂がとられる」みたいな表現を
していたと思いますが、実は、私も少し心配でした。
この様な言い方は好きではないのですが、「こっちに戻って
来てー!」って思いましたもの。(東京都・38歳女性・看護師)
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心配させちゃいかんからね。
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◆道徳と欲望がこんなにも密接な関係にあるとは考えても
みなかった。私は道徳は良心の形成や実践について
話し合われるものと勝手に思い込んでいたので、
切通先生のキス写真の話、酒鬼薔薇聖斗の全裸なめくじの
話で一気に崩された感じです。あまりにぶっちゃけた話で
面白過ぎて話が脱線するかと思いきや、客観性や身の程を
わきまえるなどと新しい視点から、道徳を斬る、
素晴らしかったです。(高森先生の女子高生おっぱい事件も
思い出すと笑ってしまいます)(東京都・40歳女性・会社員)
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しかし自称保守って、憲法にまで「道徳」を
書き込もうとしていながら、等身大の「道徳」に
ついては全然興味がないんだから、あきれ果てるな。
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◆「道徳とは技術であり、反復練習によって身につく」
「道徳は勇気に直結している」というよしりん先生のお話は、
大いに腑に落ちました。組織の中での立場などもあり、
本心で「こうあるべき」と思っていても発言できないという
経験は何度もあります。易きに流れることの反対が
道徳と肝に銘じ、実践していきたいと思います。(神奈川県・34歳男性・会社員)
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健闘してくれ。
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◆(参加の動機)前回11月のゴー宣道場が初めての
参加だったが、感銘を受け、ずっと来続けて勉強して
いきたいと思った。道徳とは、について、習慣や反復練習という言葉が出た。
この時、私はとある高校で「無意識→意識→無意識」
という貼り紙がされているのを思い出した。これは、今まで
「無意識」でしていなかった行動を、「意識」して実践をする。
繰り返していく内に、「無意識」のうちに自然に自発的に
できるようになる、という主旨のものでした。何か点と点が
繋がった心地がして、とても為になった。(兵庫県・19歳男性・学生)
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若いうちに大人が到達した思想を吸収しておくと
得な気がするね。
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◆「道徳には勇気が必要」というよしりん先生の言葉には、
考えさせられました。「道徳とは技術」アリストテレスの
格言の紹介もお話を聞く上で、腑に落ちました。
ただ、同時に勇気を出して持続させるには、非難や
批判・中傷に耐えられるだけの「やせ我慢」も必要だと
お話を聞いていて強く感じました。そして自称保守の
「放言主義」も「勇気」を装った「蛮勇」である事も
よく分かりました。
自分の弱さと向き合い、それを相手にさらす、弱さを克服
することが、真に勇気ある人間である事を改めて感じさせて
いただきありがとうございました。(群馬県・35歳男性・アルバイト)
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ネットのせいで非難・中傷は日常に
なってきたからな。
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◆小林先生の言った「共同体に害を及ぼすこと」が不道徳
みたいな言葉は明快だった。切通先生と小林先生の
おそらく先天的な性質や性格の違い。その人間としての
タイプの違いに沿ってそれぞれが道徳心(正義感)を持って
生きているのがなんか爽やかでした。(東京都・43歳男性・音楽制作業)
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爽やかか。なるほどねえ。
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◆朝日新聞の記者個人としては、誤っていると思っていても、
会社の社論に逆らえない、読者の求めている記事を
書かなくてはならない葛藤がある、と言うこと。
やっぱりそうだなと分かり、すっきり致しました。
偏見が少しなくなりよかったです。(兵庫県・43歳男性・飲食業)
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新聞記者もつらいのかもしれないね。
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◆50才を超えた私も、20代の女性とのキスは無理かと
改めて思い知らされました(笑)。切通師範のご両親の夫婦で老人ホームと我家との
別居の選択は私の想定には入っておらず、自分で
自分の身を処するという哲学をお持ちなのだと思いました。
大変参考になりました。有難うございました。(神奈川県・52歳男性・会社員)
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20歳の女性とのキスを「公開すること」が
気色悪いんだよ。
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◆「堂々と死ね」小林先生がお母様に言われた言葉が
印象的。私は母にどんな言葉をかけるか、考えさせられました。(埼玉県・42歳男性・リハビリ)
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いくら怖がって、逃げ回っても、死ぬときゃ死ぬ。
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◆自身の老いを自覚するときのショックは小林先生、
切通先生でも感じるのですね。それは、自分の若い
20ー30代の気持ちをもっているからなのか。
年は重ねてもなお、活力は存分にあるぞという自信が
あるからなのか。どちらにしろ、席を譲られるというのは、
その気持ちも自信も否定されると感じるのは自然で、
相手の親切に礼を言う余裕は失われそうですね。
もうすぐ30代になることも信じられない自分は将来が
不安でなりません。(神奈川県・28歳男性・大学院生)
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見た目はどうか知らんが、内的パワーは衰えてないから、
自覚できないんだよ。わしの場合は、席譲られたときより、
気力がなくなった時の方がショックだろうな。
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◆「道徳は技術」というお言葉が、今回の道場で一番
感じ入りました。知識では理解していても、それを実行する
一歩が踏み出せなくて、不道徳のままで来てしまったことは
枚挙にいとまがありません。もういい年の大人になっていながら、
子供の手本にもなれていなかったと反省するばかりです。
一方で何らかの技術を身に付ける際には、勇気を出して
失敗を恐れずに何度も挑戦しては学んで考えて取り組んで
いた事を思い出しました。道徳も同じように何度も挑戦して
「クセ」にしていきます。(群馬県・31歳男性・家事手伝い、就労訓練中)
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まだ若い。頑張れ!
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◆今回の道場が今までで一番楽しく感動しました。特に今回は切通さんの話を沢山聞くことができて
うれしかったです。道徳に関しては勇気を持ち習慣化すること、常に
その行為に対して振りかえって思考していくことが
大切だと思いました。(東京都・38歳男性・会社員)
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理作氏、もっとブログを書きなさい。
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◆今年も一年間、様々なことを考えるヒント、
行動のきっかけをいただきました。よしりん先生はじめ
師範の皆様方、スタッフの方々、設営隊の皆様には
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。良いお年をお迎えください。そして来年もまたよろしく
お願い致します。(東京都・40歳女性・会社員)
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来年2月の「ゴー宣道場」のテーマは、
年が明けてから発表します。
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第52回 道徳Revenge
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第52回 語らいタイム