10月1日、天皇陛下には皇居にある宮中三殿にて旬祭(しゅんさい)。
旬祭は毎月、1日・11日・21日の3回行われる。
その内、1日は天皇陛下が御直衣(おのうし)を召されて、
親しくご拝礼になる。他の11日・21日は侍従(じじゅう)によるご代拝が例となっている。
陛下の祭祀へのご熱心なお取り組みは、つとに平成の頃から
よく知られている事実だ。その後、赤坂御用地にある、お住まいの赤坂御所(ごしょ)に
東京都内の小中学校の校長らを招かれて、新型コロナウイルスへの
学校現場の対応について、実情をお聴き取りになった。
面会は予定時間を大幅に超過して約2時間に及んだという。
その中で、様々な努力を重ねる教職員らに、ねぎらいのお気持ちを
お示しになられた。陛下は「先生方に疲れが出て来ているのでは」と
心配しておられたという。皇后陛下も、臨時休校中の児童虐待や、
感染者に対する心ない中傷などの問題を、心配しておられた。
この度、わざわざ御所に教育関係者を招かれたのは、
先生方へのお労(いたわ)りはもとよりながら、何よりも、
かねて辛い状態が続いている児童・生徒らを、深く心配されている
両陛下のお気持ちの表れだろう。【高森明勅公式サイト】
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