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トッキー
2020.8.13 11:58新刊情報

『コロナ論』感想:人間であるために

世界一早い、
『コロナ論』読者の感想です!

 


 

こんにちは。北九州のゾウムシ村長です。

大阪にて『コロナ論』をフラゲさせていただき、早速読みました。
まだ手に取っていない皆さんを悔しがらせたいと思い、感想を書きます。

本書を一読して印象に残ったのは、以下の点です。
・事実に基づくことの大切さ
・法に基づくことの大切さ
・日本人の薄甘い情緒の欺瞞
・ウィルスは生物進化の鍵
・グローバリズム脳の愚劣さ
・死生観
・経済=人間としての実存

まず感じたのが、事実(データ)に基づき、コロナを客観的に捉えることの大切さです。
データを見れば、全国一斉休校や緊急事態宣言まで出す必要など無かったことは明白。

それを無視して、海外の悲惨な映像などを利用して、ただ恐怖(テロル)によって扇動するのがカルトです。
岡田・玉川は日本の経済・文化・教育を崩壊させた大罪人として裁かれなければいけません。

同時に、法に基づいて意思決定することも重要だと感じました。
国民が法治国家の一員であることを自覚するためには、フランスの行政裁判所のように、国民が法にアクセスできる仕組みを作ることが必要でしょう。

しかし日本人はつくづく情緒で動くことが好きなようです。
事実から目を逸らし、法による支配にも無関心で、ただ「皆で頑張ろうね」という薄甘い連帯感だけで右へ左へ。

「大切な人のためにステイホーム」と馬鹿の一つ覚えで歌うのも、その私人的な感覚が通用する世界にしか認識が及ばないからでしょう。
そういうナアナアの空気感でずっと生きてきて、それが人生で大事なことだとでも思っているのだろうか。

その皺寄せを食らうのは、中小零細・自営業の人々、ステイしていたら食えなくなる人、そしてステイするホームなど無い人たちです。
それから医療関係者や、一次産業、運送などインフラを支える人々も、家で呑気に子供と手作り料理などしていられません。

このコロナ狂騒における弱者は、年金暮らしができる高齢者ではなく、「家族と家で楽しく」を演出できるユーチューバーもどきでもなく、上記の人々です。
「ステイホーム」はとてつもない欺瞞に満ちた唾棄すべき言葉です。

生命至上主義は「自分と自分の周りの人たちさえ生きていればいい」という愚劣な思考です。
そういう浅薄な奴らには、スウェーデンの高尚かつ合理的な死生観は、それこそ死んでも理解できないでしょう。

経済は「経世済民」であり、経済こそが命を生かすものである。
最終章「経済は命より重い」では、人間が人間として生きるために、経済がいかに重要であるかが説かれます。
経済活動は人が実存を得るための手段であり、ただ心臓と肺が動いていればいい畜生であることを拒否する分水嶺です。

本書を読んで、私は改めて人間でありたいと思ったし、人間であるために戦わなければいけないと感じました。

他に、ウィルスが生物の進化を促してきたという論点は、個人的に興味深いです。

 

これだけ深く多角的な視点から、
新型コロナウイルスと
それが巻き起こした社会現象について
論じた本は、他にはありません!

ゴーマニズム宣言SPECIALコロナ論、
発売まであと7日! 1週間!!

トッキー

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