ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2020.8.12 10:30

「あの素晴らしい恐怖をもう一度」の煽り報道やめろ

地方や離島で重症者が出ているということを、
「ベッドが足りなくなる」
「感染者が増えると重症者も増える」
「軽症から急に重症になる」
「ECMOを扱える人材がいない」
とまたもや恐怖に陥れるような、3~4月とまったく同じ
煽り方で伝えて、

「だから検査と隔離をして軽症者を減らすことが重要だ」
などと言っているが、
3~4月の結果、東京の結果からなにも学ぶ気のない、
ひどいカルト洗脳状態だ。
これじゃ、「他県の人間は入って来るな!」の差別が
爆発するばかりだろう。

やるべきことは、重症者を適切に治療できるように、
本来なら入院の必要のない患者を自宅療養させて、
医療者や医療資源の無駄遣いをやめること、
それから、
満床やECMOが必要などの場合は、
すみやかに他県搬送できるようにする、
そのような協力体制を組むというのが普通の対応なのでは。

そのためには、各都道府県知事が、他県の人間を
「人を見たらコロナと思え」とばかりに問題視している
場合
ではないし、
国は指定感染症の縛りを解除することが必要なのでは?

テレビは視聴率目当てに、まったく同じ手法で恐怖洗脳を
くり返すのをやめろ!

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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