この頃、新型コロナウイルスの感染拡大の「第2波」とか、
不安を煽るメディアもあるようだ。
しかし、PCR検査陽性者を一括りに「感染者」呼ばわりするのは感心しない。
又、分母になる検査数の変化や、検査対象者の属性などの情報が抜けていては、
実態を見誤ってしまう。そもそも、肝心な今回の検査の感度・特異度に、
キチンと注意が払われている気配がない。
新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザA型・B型やマイコプラズマ肺炎
などでも、陽性反応が出ている可能性を指摘する専門家の声に対して、
納得できるアンサーはなされているのか。東洋経済オンラインが掲載している「新型コロナウイルス 国内感染の状況」から、
直近の8月7日迄の「死亡者数」の変化を見てみたい(但し、この死亡者数も他の
死因によるケースが含まれていて、多めの数字が出ている可能性を考慮する
必要がある)。3月1日・5名→4月1日・57名(52名増加)→5月1日・432名(375名増加)
→6月1日・894名(462名増加)→7月1日・974名(80名増加)
→8月1日・1010名(36名増加)→8月7日・1038名(28名増加)。これで「第2波」なのか(なお死亡者の8割強は70代以上の高齢者で、
糖尿病・高血圧などの基礎疾患を抱えるケースが目立つようだ)。【高森明勅公式サイト】
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