新型コロナウイルス治療薬として期待されながら、臨床研究を行っていた藤田医科大学などの研究グループが「明確な有効性は確認できなかった」と結論付けた「アビガン」。
安倍晋三首相が異例の推奨をして、羽鳥コロナショーでは岡田晴恵が何度も何度も激推ししていたのですが、それがどれだけ無責任で危険なことだったのか、ぜひ昨日配信の「小林よしのりライジングVol.364」泉美木蘭のトンデモ見聞録「アビガン、そのサイエンスなき実態」をお読みください!
https://ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar1922937
で、その追加情報なんですが、週刊朝日7月24日号の記事を読んで、びっくり仰天。
アビガンはもともとインフルエンザ治療薬なのですが、アビガンをインフルエンザで使う際の総量は8千ミリグラム。
それに対してコロナでの標準用量は2倍以上の1万864Oミリグラム。
初日に1800ミリグラム(9錠)を2回、2日目以降は1日1600ミリグラム(8錠)とされ、平均使用日数は10・4日間だから、1日平均約1800ミリグラムとなるそうです。
記事では、NPO法人「医薬ビジランスセンター(薬のチェック)」(大阪市)の理事長で内科医の浜六郎医師がこれについて「人によっては平均血中濃度が極端に上昇することがあり、この用量は非常に危険だ」とした上で、こう述べています。
「治験のデータをもとに、コロナに使われるアビガンの標準用量で血中濃度を比較してみると、イヌなどを使った実験では、無毒性量(与え続けても動物に有害な影響がみられない最大の投与量)の2~5倍で、イヌの毒性量と同じになりました。人によっては致死量に達するのです。8週齢の幼若イヌは、無毒性量の2倍で12匹中9匹が死亡しました。死因は肺炎、肺や肝臓の血栓、肺梗塞などです。コロナも肺炎だけではなく、血栓が体のあちこちにできることがわかっています。つまり、アビガンを使った治療で患者が死亡した場合、死因が感染症によるものなのか、アビガンの害なのか区別がつかないのです」
こ…こわ~!!
泉美さんがブログ『アビガン、「軽症者の高致死率」報告』で紹介している、高致死率の正体は、これか!?
羽鳥コロナショーを見て、「専門家」の岡田晴恵があんなに推すのだからと、アビガンを投与して欲しいと頼んで、そのために死んだ人は確実にいるはずです!
それなのに、羽鳥コロナショーではこの件を完全スルー!
岡田晴恵も、まるで「なかったこと」のようにダンマリ!
羽鳥コロナショーは、確実に人を殺している!
その責任からは、決して逃れられません!!