ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2020.7.9 10:08日々の出来事

専門家は「総合知」がない

今朝の羽鳥コロナショーを見て、完全にわしを意識して、
対抗してきているなと分った。
面白い!

あの教授の交差免疫の効果は正しいだろう。
現在発売中の「SPA!」に採用した通りだ。

だが、PCR検査を力説したのは正しくない!
いつもPCR真理教の信者は、「検査」という単語を使って
誤魔化しているが、あれは「隔離」である。

「PCR隔離」というのが正しい言葉であって、PCR隔離を
力説するあの教授は、ハンセン病患者の「絶対隔離」を
主張して取り返しのつかない人権侵害を行なった
光田健輔と同じ主張をしている。

新宿ホストを標的にするのは、ペストが流行った時に、
ユダヤ人をスケープゴートにして虐殺しまくった欧州の
連中と同じである。

無症状者の「隔離」は「治療」としては法的にやれない。
だからPCR真理教は、「社会政策」としてやるべきと
言わざるを得ない。
「隔離」は人権侵害だから、法的な根拠がない。
「治療」ではないから、カネで買収するしかなくなるのだ。

だが、もともと10万円しか稼げない者は、働かずして
10万円がもらえるなら「隔離」されるが、店の方は補償金
50万円じゃ固定費すら払えない。
店は廃業するしかなくなるのではないか?

その10万円とか、50万円は、区民や都民の税金で
出しているのだ。
そしてそのうち必ず「コロナ税」というのが国民全体に
かかって来るだろう。
「コロナ税」は必ず来る!
このように総合的に考えるのが「総合知」である。
専門家は「専門知」だけで情熱を燃やすが、「総合知」
が欠けているから、ハンセン病の悲劇が起こったのだ。

現に岡田晴恵は「アビガン」のプロパガンダを超熱心に
やっていたが、アビガンは危険だという結果が出た。
(泉美木蘭さんの報告を待て)
専門家は妄信してはいけない。

『コロナ論』で、「総合知」の何たるかを見せてやる。
本来、政治家が持っていなければならない知である。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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