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小林よしのり
2020.6.30 12:01日々の出来事

「グッとラック」のマスク特集は面白かった

TBSの「グッとラック」で「マスク」について特集していた。
良い番組だ。
マスクについての問題点が次々に明らかにされて、
すごい取材力だなと感心した。
現在、病院には「マスク頭痛」を訴える患者が一日30人
くらい来るらしい。
わしもマスクをすると呼吸困難ですごく体調が悪くなる。

アメリカ人はマスクの義務化に反対する者が多い。
「神様に与えられた呼吸を奪うのか」
という主張には感動する。
日本人のように「集団主義」に埋没しない個人主義は、
マスクを神への冒涜と見做す。
正しい!圧倒的に正しい!

「八つ墓村」の住民である日本人は、マスクが絶対的正義
と思い込んで、「マスク警察」まで出現する。
こんな奴らはアメリカに行けば、袋叩きだろう。
ここは日本だと言っても意味はない。
流行ってもいない珍コロに怯えて、マスクをしない者を
叩く臆病者の正義など、日本男児の精神ではない!
「八つ墓村」の住民の正義など、叩き潰していかねば
ならない!

しかしフランス人は凄いな。
すでにマスクもつけずにカフェが「三密」だらけで、
会食を楽しみ、人生を謳歌している。
中には個人主義が利己主義に堕す者もいて、マスクを
ポイ捨てする馬鹿も多いが、基本的にはマスクをしなく
ても攻撃されることはなく、個人主義が徹底している。

だが海の底に沈んだマスクが溶解されるのに300年も
かるというのは深刻な環境破壊だと思う。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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