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倉持麟太郎
2020.6.26 20:20

『新型コロナ危機と底が抜けた「無法国家」ニッポンの病理』@朝日新聞「論座」に寄稿しました!

朝日新聞言論サイトの論座に寄稿しました。久々。
この前の道場での議論も踏まえて!

『新型コロナ危機と底が抜けた「無法国家」ニッポンの病理』と題して、この度のコロナ禍で明らかになったこの国の度はずれた「無法」を描きました。
①一斉休校、都知事による「自粛」の「要請」、強制力のない緊急事態宣言の「要請」、”県独自”の緊急事態宣言、挙句は宣言解除後の”ステップ3”…すべて法的な強制力なし
②これらの無法にもかかわらず、権力者にとって幸いなことに、法的強制力、法的根拠がなくても、「自粛」を「要請」するだけで、国民が「一丸となって」権利行使を控えてくれる。罰則や強制力がない反面、国家が責任主体になりきらない緊急事態宣言は、むしろ市民社会にその責任と負担を丸投げしている。
③無法のストッパーになるべき「司法」も「マスメディア」も機能しないどころか、マスメディアは自粛警察をかってでて、市民社会の分断を促進
④当初「命」より「経済」で大文字の「命」を捨てたくせに、緊急事態宣言後は、「命」と言いながら中小零細の経済=命を止めて、小文字の「命」の息の根をとめようとした権力。大文字も小文字も「命」を尊重しなかった権力
⑤米中の狭間で「他律」的に物事を決めてきた日本。いざ自分で決めなきゃいけなくなったら、すべて後手後手
⑥どこの知事が良いだの悪いだの、もうヒーロー待望論やめて。それ人の支配だから。
⑦「新しい日常」なんて言葉で皆が感じた政治へのフラストレーションをリセットしたらあかん!
お暇なとき是非ご高覧ください

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https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020062500005.html

倉持麟太郎

慶応義塾⼤学法学部卒業、 中央⼤学法科⼤学院修了 2012年弁護⼠登録 (第⼆東京弁護⼠会)
日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事。東京MX「モーニングクロ ス」レギュラーコメンテーター、。2015年衆議院平和安全法制特別委員会公聴会で参考⼈として意⾒陳述、同年World forum for Democracy (欧州評議会主催)にてSpeakerとして参加。2017年度アメリカ国務省International Visitor Leadership Program(IVLP)招聘、朝日新聞言論サイトWEBRONZAレギュラー執筆等、幅広く活動中。

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