2020「日本発狂」の時代を
生き抜くためのWebマガジン
小林よしのりライジング Vol.358
配信です!
今週号のタイトルは
「公が狂うとき」
不朽の書『戦争論』を読んで「公」に目覚めたという人は大変多い。
それ自体は実にいいことなのだが、このコロナ禍の社会を見ていると、ここに警告を加えておく必要が生じてきた。
それは、「『公』は狂うことがある」ということだ!
この1か月半、とにかくひたすら
ステイホーム、ステイホーム、ステイホームの大連呼、
家に引きこもることが正しいこととされてきた。
どんなに経済にダメージが現れても、
自粛することこそが「公」とされてきた。
だが本当は、そんなものは本当の「公」ではないのだ!
国全体が狂った「公」一色に染め上げられて
暴走していくとき、これに異議を唱えられる
「個」を持っているだろうか?
泉美木蘭のトンデモ見聞録は
「いびつすぎるアフター・コロナの世界」
そんな狂った「公」の世界の中で、
医療現場では一体何が起こっていたのか?
全く無駄に危機を煽るマスコミ、
全く無駄に税金をつぎ込む行政、
その陰で現場は大変なことになっていた!
そんな現実を総括も分析も何もしないまま、
愚かで無責任な大人たちによって、
さらに狂ったアフター・コロナの時代が
始まろうとしている!!
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…わしは「個と公」をテーマに『戦争論』を描き、「公」の重要さ、「公共心」の大切さを訴えた。その主張は今も変わっていないが、ただし現在は、ここに大きな注意を加えておく必要がある。それは、「『公』は狂うことがある」ということだ。自粛して家にこもることが公共性であり、常識だとしている今の日本の「公」は、完全に狂っている。そして日本の「公」の発狂の度合いは、さらに激化しかねない状況になっているのだ!
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…「医療崩壊の危機」「病床ひっ迫」と喧伝されてきた日々の中、コロナ対策に回していた病床は国内全病床のたった1.8%だったという。そしてあまりに偏ったやり方で、日本中の病院が大損失を被ることになったのだ。無意味なものに多額の税金をつぎ込んだ、この日本の新型コロナ対策で、医療機関にどんなことが起きたのかをまとめておこう。
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!
なぜ日本政府は緊縮財政にこだわるの?ベーシックインカムの導入についてどう考える?
プロレスラーの木村花選手が亡くなった件をどう思う?
緊急事態宣言が出た後に沖縄旅行に行っていた芸能人は批判されるべき?
黒川弘務検事長の賭けマージャン問題の裏には、特定野党とマスコミの癒着がある?
「専門家には責任を取らせるべきではない、意見を採用した政治家に責任を取らせるべき」という主張をどう思う?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第374回
「公が狂うとき」
2. しゃべらせてクリ!・第315回
「御坊家のソーシャル・ディスタンス晩餐ぶぁい!の巻〈後編〉」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第168回
「いびつすぎるアフター・コロナの世界」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記