旧宮家系国民男性が、国民の多くに祝福されて
皇籍を取得する方法がもしあるとすれば、
それは内親王(又は女王)と、強制・強要ではなく(!)、
当事者のお気持ちの自然な帰結として、めでたく結婚された
場合だけだろう。内親王(女王)が旧宮家系男性と“だけ”はどうしても
結婚してはならないと、予めその可能性を絶対的に
排除することは、勿論できない。
それも逆の強制・強要になってしまうからだ。よって、当事者同士の“合意”を前提に、天皇陛下の
お許しを得て結婚される場合は、そこに強制・強要・策略
などの影が全く払拭されている限りにおいて、旧宮家系男性が
皇籍を取得するのを、国民は受け入れるだろう。但し、その場合に1つ欠かせない条件がある。
それは、女性宮家の創設を可能にする制度改正がなされている、
ということ。
その前提条件がなければ、ご結婚と共に、内親王(女王)は
皇族の身分を離れられるから、旧宮家系男性も勿論、国民
のままだ。皇族(内親王・女王)とのご結婚という手順を踏むことで、
現在の妃殿下方と同様に、国民だった方(旧宮家系男性)が
皇族の身分を取得されることになる。つまり、皇族でいらっしゃる内親王(女王)のご存在を
前提としての皇籍取得。
そうである以上、新しく立てられる宮家のご当主が、
あくまでも元から皇族であられた内親王(女王)なのは、
改めて言うまでもない。女性宮家の創設なくして、旧宮家系男性が皇籍を取得する
可能性はあり得ないのを知っておく必要がある。
勿論、ご結婚相手を選ばれるのは内親王(女王)ご本人だから、
旧宮家系男性がたまたまお目に止まるかどうかは、
一切、予測の限りではないし、そもそも制度外の領域だ。【高森明勅公式サイト】
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