門下生メーリスから、
よしりん辻説法③「12人の語るべき人類」の
感想をご紹介します!
遅まきながら、『よしりん辻説法③』の感想です!
「12人の語るべき人類」がサブタイトルですが、私がまず唸ったのは、なんといっても【はじめに】のオールカラー漫画「愛がアルディ」ですね。
「アルディさん」に対しては、畏れと哀しさ、ふたつの気持ちがあります。440万年前の人類の化石が良好な状態で保存されていたこと。これはたった一人の「ヒト」である「アルディさん」が、偶然の行動から起こした奇跡なのですね。私もおごそかに受け止めました。
また、目の前で夫を猛獣に嚙み殺され、自身も子どもを遺したまま死にゆく「アルディさん」に、私は自分や家族と重ねて見てしまい、思いがけず泣きました。(ヘン?)
食料を確保するのも命がけだった時代を、辛くも生き延びてくれたラミダスのヒトたちがいたから、今こうして私たちが生きているわけで……。
避けられない「死」に意味を見出して、真に充実した「生」を得ることは、ヒトにしかできない。科学とはヒトを幸せにするためのものなのに、私たちはぬくぬくとした「生」の中で、本来の目的を見失っていないか? など、考えさせられることがいっぱい出てきます。
たった14ページの漫画なのに、よしりん先生、やっぱりすごいな。
ところで、「(一夫多妻制の)ゴリラの制度のほうが好き」というよしりん先生ですが、メスを巡って他のオスと争うとして、果たして「よしりんゴリラ」が「力」で勝てるのかしら……? と少し不謹慎ですが、思わず想像してしまいました。(すみま千円☆)
ゴリラの世界では、力の強いオスが絶対的な確率で勝つけれど、ヒトの世界ではそうではない。(「よしりんゴリラ」は知恵を駆使して生き残りそうな気もしますが。)ヒトには知性、ユーモア、優しさや思いやり、即ち「心のしなやかさ、強さ」がなければ。
情緒や常識を内部にしっかりセットして、様々な情報が入り乱れる世界の上で、バランス保ちながら綱渡りすることの難しさ。これは『ゴー宣』の読者を続けていなければ、私みたいなナマケモノは、考えることがなかったナァ(^^ゞ
本編の12人についての感想ですが、一人一人書き出すとまた長文になってしまうので、また別の機会に(^-^;
まぁ、ずっと以前に人気投票していたのに倣って、「③巻の中でお気に入りの説法を3つ選ぶ」とすれば(それもエラくむずかしかったですが)、私は「眞子さま(と小室さん)」、「奥山玲子」、「八村塁」を推します。
眞子さまの幸せは、眞子さまに決めさせてあげてほしいです。
傑出した才能で次代を切り拓いた奥山氏の功績を、先生の漫画で初めて知りました。感謝です。
「肌の色もルーツも、日本人の条件には関係ない」との先生のお言葉どおり、私の周りでも、八村氏のように生まれも育ちも日本だというハーフの人を、けっこう見かけます。すっかり溶け込んでおり、違和感がありません(*^^*)
(だふねさん)
ひたすら死を恐れて、生き永らえることだけを目的として、
真に充実した「生」とは何なのかということを
一秒も考えたこともない人が多すぎるから、
自由を縛ってくれ、緊急事態宣言を出してくれと
言い出す人がこんなに多いのだろうと思います。
この自粛騒ぎの中、落ち着いて『愛がアルディ』を読んで、
生本来の意味というものを考えてみてはいかがでしょう?