3月18日、山尾志桜里衆院議員が立憲民主党に離党届を提出された。
山尾議員はこれから大きなハンディキャップを背負われることになろう。
それを百も承知で、敢えて至難な決断をされた山尾氏に
敬意を表したい。ここに2つの事実が明らかになったと言える。1つは、立憲民主党という政党の転落ぶりだ。
結党当初、幅広い国民が期待した、困難であっても
新しい時代への希望に繋がる方向に進むのではなく、
最も懸念された、安易な“いつか来た道”を選んでしまったようだ。
これは、政治への信頼を失うまいとして来た人々を、
深く落胆させる事実だろう。しかし、もう1つの事実がある。
それは、どんなに絶望的な条件下でも、最後まで政治における
「議論」の有効性を信じようとする姿勢を失わず、「立憲主義」と
「民主主義」を“本気”で守り抜こうと決意している政治家が、
少なくとも1人はいるということだ。これは政治への希望を僅かに繋ぎ止めるに足る事実ではあるまいか。
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