皇居勤労奉仕に長年、熱心に携わって来られた一般財団法人
・大東会館の機関紙『道の友』821号に、以下のような問題提起が。「今後、武漢肺炎の件で案じられるのは、皇居勤労奉仕のことである。
…今春、特に3月の勤労奉仕はすべて中止する判断もやむを得ない
のではないか。
新型ウイルスの害が宮中に及ぶことは絶対に避けなければならない。
多くの奉仕者が屋内に参集し、宮内庁職員との濃厚接触も避けられない
勤労奉仕は、宮中に於ける感染症蔓延の温床とならう。
我々奉仕団としても…無念であるが、何より陛下の大御身を
お守りすることが第一であり、ただ粛然と宮内庁の決定に従ふのみである。
宮内庁は英断を下すべき時ではないか」。重大な提案だ。
文中では触れておられないが、天皇陛下の奉仕団へのご会釈は、
密閉状態の室内で行われる。
全国から集まった、200名ほどの老若男女がぎっしりと並び、
各奉仕団の前で陛下は一々お立ち止まりになって、目の前の団長から
それぞれの奉仕団の紹介を丁寧にお聴きになり、団員に親しくお言葉も賜る。それが毎週、2度ほど行われているのだ。
「宮内庁職員」どころか、畏れ多い話ながら、陛下ご自身への感染さえ、
懸念される。
宮内庁は躊躇なく、皇居勤労奉仕は(多少の不都合を忍んでも)
暫く中止とすべきではあるまいか。…と書いていたら、正式な公表があるかどうかは不明だが、
来週からの勤労奉仕は暫く見合せるとの情報が入った。
少し安堵した。【高森明勅公式サイト】
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