2月9日、10年目にして新しいステージに足を踏み入れたゴー宣道場。
基調講演は倉持麟太郎弁護士だった。
講演のテーマは「日本の市民運動が陥った『選挙』と『党派性』の“病”」。
何やらややこしそうな演題ながら、内容は極めて分かりやすい。
私なぞが全く知らなかった事実も多く、とても有益だった。
行き届いた資料をわざわざ用意してくれたのも有難い。
理性的な語り口の背後に潜む情熱と危機感が伝わる。
実に濃密な時間だった。何よりも、大きな理論的見取り図の中で、私共の道場が占める客観的な位置付けと、その存在意義を浮き彫りにしてくれた。それが最大の収穫ではあるまいか。倉持氏には率直に感謝と敬意を表したい。加えて、会場の雰囲気がいつも以上に良かった。熱意と適度な緊張感の一方で、穏やかでほのかな連帯感が、参加者の多くに共有されていたように感じられた。質問者の発言もレベルが高いものが多かった。大成功だろう。この勢いを3月の岡山での道場開催にも繋げたい。【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/
BLOGブログ
前の記事へ日本書紀と「ニセの神」
日本書紀に特筆された「忠犬」次の記事へ