ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2020.2.2 08:43日々の出来事

愛読者の種類

わしの作品を連載中も読んでくれていて、単行本に
なっても読んでくれる熱烈な愛読者、さらに過去の
作品から今の作品まですべて読んでいる狂おしいほど
の愛読者は、真正愛読者と、アンチ愛読者である。

わしにとって一番ありがたいのは、連載中も読んで
くれて、単行本になっても買ってくれる読者だ。
こういう読者には単行本にサインをしてあげたいし、
女性ならハグもしてあげたい。

次にわしがありがたいのは、単行本を買ってくれる
読者だ。
漫画家はスタッフを抱えているから、原稿料では
食っていけない。
単行本の印税でスタッフ全員が食っているのだ。

今回の『慰安婦』(幻冬舎)は部数が多いから、大変
ありがたい。
しかも新聞広告をどかんと打つから、恐縮してしまう。
幻冬舎は何度も何度も、わしの単行本で博打を売って
くれる。
これだから、安倍政権と親密でも、見城社長を憎め
ないわけだ。
いつかまた幻冬舎から特大級のヒットを放ちたいと
思っている。
だが、今の連載本数では描き下ろしができない。
そこをどうするかだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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