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小林よしのり
2020.1.4 09:42日々の出来事

『男はつらいよ』を見た

昨日は『男はつらいよ お帰り寅さん』を見に行った。
大学の頃に3本立ての映画館で見てから寅さんの
ファンになり、それ以後は新作が封切られるたびに
必ず見に行くようになり、最後まで見た。

数年前にiPadで映画が見られるようになってから、
仕事をしながらもう一度、全作を見てしまい、
渥美清が亡くなったことが日本の大損失だと思って
いる。

グローバリズム・成果主義・新自由主義の世界とは
真反対の世界が寅さんの世界だ。

新作では、やっぱり渥美清がいないから、冒頭の
クサくて楽しい夢のシーンが作れず、満男の不穏な
夢から始まるのが、大丈夫かなこれ?と不安になり、
さらに桑田が出てテーマ曲を歌っているのに、
渥美清の歌声じゃなきゃ嫌だと思い、若干の抵抗感
でスタートしたのだが、話が展開し始めると一気に
引き込まれてしまった。

寅さんを回想シーンでうまく出して、寅さんの表情や言動で、やっぱり笑えるし、そして大いに泣けた。
幸いなことにリリーが生きているので、回想もより
自然になる。
寅さんが恋した女優たちの演技の上手さに目を見張り、その女優たちの若き日の美しいこと!

やっぱり女って若い時は本当に美しいね。
女優は圧倒的に美しい人たちだが、一般的な女性
たちだって、若いってだけで美しいと思う。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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