月刊WiLL11月号掲載
『ゴーマニズム宣言』
「少女像は神聖不可侵じゃない」の感想及び
SPA!の掲載不可の対応についてのご意見紹介です!
掲載拒否された『ゴー宣』を読むためだけに、人生で初めて「WiLL」を購入しました。
他の記事にはあまり興味が無いので、『ゴー宣』1本に900円(増税前)払いました。
でも、それだけの価値はありました。
今、この時流に乗らなければならないし、今後発表される「SPA!」の「何故掲載拒否されたか」と検証した『ゴー宣』に備える必要もあります。
内容についてですが、慰安婦の視点から問題を語ったこと、そしてそれを物言えぬ少女像に語らせることで、いかに周囲の邪悪な人間らが「慰安婦」「少女像」というものを極私的に利用しているのかが強調されていて、とても面白かったです。
なおかつ少女像の語り口がとてもコミカルで、少女像を神聖視している人間の愚かしさが感じられる内容だったと思います。
ただ、他の皆さんの感想を拝見しますと、「SPA!」が掲載不可の対応をしたことについて、一部でちょっと辛辣に書きすぎなのではないかと感じるところがあります。
よしりん先生も掲載不可について「怒っていない」「『ギャラ飲み』の記事で廃刊をちらつかせた抗議を受けたのがトラウマになっているのだろう」と理解を示されていたし、「表現の不自由展」への過激な抗議活動を見ても、安全策を採りたくなるのはやむを得ないのかな、と。
そもそも、「SPA!」と「WiLL」は雑誌としての性格が全く異なりますよね。
「WiLL」は論壇誌ですけど、「SPA!」は主に中年男性をターゲットにした娯楽雑誌。
サラリーマンの生活に密着した特集記事を中心に、グラビア、漫画、コラム、映画レビューなど、雑多な内容を抱えているので、下手に攻めすぎて総倒れにならないことを編集部が考えたのではないか、と理解することは可能です。
結果的にはそこまで神経質にならなくても良かったのではないか、と思いますけど、そこは「SPA!」がこのコメント欄を含むネット上のレビューを見て考えていただければよいだけの話であって。
勇気を出して掲載すればスゴいことになっていたのに、大魚を逃したな、というぐらいでいいのではないでしょうか。
むしろ、この内容の掲載を見送らなければならないぐらいに、「表現の自由」が萎縮させられているという社会の風潮を問題視すべきなのだろうと思います。
あ、でも、「FLASH」は『辻説法』で安倍夫妻の風刺を2回も取り上げたんですよね。
りか坊さん、「個」が強いのかなあ。
とはいえ、こればっかりは編集部の方針とか色々あるだろうから、一概に「SPA!」を弱腰と批判するのは、個人的には気の毒な感じがします。
(M.Oさん)
作品の感想と共に、SPA!が掲載不可の判断を下したことに対するご意見もたくさんいただきました。
そのほとんどが、納得いかない、理由がわからないというものでした。
では、よしりん先生自身はどう考えたのか?
明日発売のSPA!掲載
「ゴーマニズム宣言」は題して
『なぜ掲載不可なのか?』
どうぞお見逃しなく!