いよいよ明日、ケネス・ルオフ氏との『天皇論「日米激突」』
(小学館新書)が発売される。
そして10月20日(日曜)開催の「ゴー宣道場」は、この
ルオフ氏をゲストに招いての議論になる。
この「ゴー宣道場」の応募締め切りは、来週9日(水曜)、
あと1週間である。あと1週間しかない。
ルオフ氏は米国の日本研究の第一人者で、著書『国民の天皇』
(岩波現代文庫)で大佛次郎論壇賞を受賞している。
天皇論となると、高森明勅氏以上に正確な校正を任せられる
人はいないので、大変ありがたかったのだが、今回に関しては、
非常に不安だった。
なぜなら、高森氏はこの内容に満足するはずがないという
ことを予感していたからである。
神武天皇は実在しない。「倭」に関する論考。血統と血液。
おそらく色んな箇所が高森氏はご不満だろうから、それは
「ゴー宣道場」で存分に述べて頂きたい。
わしはこの新書で、今まで描いた通りの天皇論を披露して
いても、読者は面白くないと思うし、新たな天皇に関する
考え方をルオフ氏相手に公開してみることにした。
わしはルオフ氏が日本語を勉強してくれて、日本文化の
核心である天皇に興味を持ってくれ、違いは違いとして
認め合いながら議論してくれたことに大変感謝している。
日本人と話しても、文化の違いを乗り越えようという刺激
は味わえないし、わし自身が英語すらしゃべれない怠惰な
人間だから、ルオフ氏の日本語で議論してくれる知性と
勇気には感謝しかない。
「ゴー宣道場」では、参加者の皆さんにも、ルオフ氏と
議論する楽しさを分け与えてあげたい。
素晴らしい人格者なので、第二部ではぜひともルオフ氏に
質問して、ルオフ氏の回答を聞いていただきたい。
応募締め切りは10月9日(水曜)だ。