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笹幸恵
2019.8.23 13:23日々の出来事

帰国しました

昨日、パラオから無事帰国しました。
ペリリューとバベルダオブ(パラオ本島)の
慰霊巡拝をしてきました。

初日にペリリュー向かったのですが、
ものすごいスコールに見舞われました。
ボートで約1時間なのですが、
屋根付きでもカッパを着ていても全身びしょぬれ、
雨がみぞれのようにバシバシと当たって
顔も上げられない状態。
帰りはさらに激しいスコールで、
コロールの手前でホワイトアウト状態。
ボートが停まり、Uターンし、ぐるぐる回り・・・
ベテランの現地コーディネーターさえ
方向性を見失っていました。
うっすらと島影が見えて、そこでようやく
方向が定まったようでしたが、
あやうくパラオの海で行方不明になるところでした。
雨季は危険だ。

バベルダオブ島は10年ぶりにあちこち回りましたが
今回は初めて訪れることができた戦跡もあって
充実していました。

こちらは島北端の海軍の灯台跡。
壁の機銃掃射の跡がすさまじいです。
上にのぼると、艦砲射撃の穴に
囲いがしてあって、建物が崩壊しているのを
見ることができます。

ちなみに、すぐ近くに、バドルルアウ石柱群遺跡が
ありました。
パラオにはない石が、海を一望できる斜面に
置かれています。パラオ版ストーンヘンジです。
モアイ像のようなストーンフェイスもありました。
パラオの神様が神殿を建てる途中で止めちゃったと
語られていますが、これがいつ、どのような目的で
なぜ存在しているかは全く不明だそうです。



ともあれ、ひとまず帰国のご報告でした。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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