ルオフ氏との対談本の帯のカットを描いて、スタッフと
少しだけおしゃべりをして帰ってきた。
韓国のことが話題に出たが、今頃あの「反日」感覚に
同感している日本人なんか、よっぽどの極左しかいない
だろうという話になった。
昔は元慰安婦の婆さんが号泣してる姿を見て、同情してる
日本人が大勢いた。
その頃、わしが慰安婦の真実を描いたら、左翼運動家から
猛攻撃されて、福岡の43の市民団体から抗議を受け、
それが朝日新聞に載り、「単行本への掲載を止めろ、
謝罪広告を掲載しろ」と要求され、ど外れた「表現の
自由」への抑圧だった。
それが今は、元慰安婦に同情する日本人なんか、よほど
「情弱」な「純粋まっすぐ君」か、確信的な「反日」
極左くらいしかいない。
「慰安婦の日」なんか作って、新たな慰安婦像を作り、
「慰安婦をたたえる」なんてやってる「反日韓国」を
見たら、大概の日本人は「もううんざり」という気分
だろう。
それは「嫌韓ナショナリズム」という危ない感情では
なく、常識人としての感覚だ。
慰安婦像なんか、わしは「プロパガンダ反日像」としか
思ってないし、罵っても構わないと思っている。
それが「ヘイト」だとは思わない。
むしろ、あの慰安婦像が「神聖不可侵」になりかねない
空気の方を危険だと思っている。
あんなものを芸術扱いにして「神聖不可侵」の像にしよう
という空気はぶっ壊さなければならない。
だが、それほど不愉快な慰安婦像でも、わしは「表現の
自由」の範囲内には入ると考える。
今、描いている「SPA!」『ゴー宣』は、そこに踏み込んだ
から、左翼的心性を持つ担当氏はブルったのだ。
だが、『ゴーマニズム宣言』の意義を納得してもらって、
掲載してくれることになった。
まあ、発表されたら読んでくれ。