吉本芸人たちが次々に社長に造反する反体制運動に
熱を上げてるのを見ると、全然笑えないし、不快な
気持ちになる。
6000人にギャラを払うのは無理なんだから、芸人
たちも契約書はないんだし、吉本のブランドを捨てて、
一人でプロとして食っていけばいい。
わしは少年ジャンプでデビューして、3年間ほど
専属契約料をもらいながら描いていたが、連載が
打ち切りになった直後に、専属を切って、フリーに
なった。
そこからは連載を始めた雑誌が廃刊になったり、
次々に他の雑誌にも読み切りや連載を発表して、
なかなかヒットが出ず、苦難の連続だったが、
とうとう貯金が底をついたあたりで、ようやく
『おぼっちゃまくん』の大ヒットが出た。
プロフェッショナルは会社に頼らずとも、一人で
戦えばいいやないか。
自分の腕に需要がないなら、さっさと芸人をやめて、
堅気の職につけばいい。
お笑い芸人が社長を辞めさせようと、労働運動みたい
なことしてる様子を見ると、げんなりする。
あいつら会社員?サラリーマン?
わしも漫画家、河原乞食の末裔だと思って孤独な
戦いを続けているが、吉本芸人はすっかり牙を
失ったサラリーマンなんだね。