今朝のわしの質問に対して、ポカQから返事が来た。
漫画家がどんな些細なことにこだわって描いているのか、
その一端が分かるので、記しておこう。
「筆ペンの件ですが、此のペンはかなり意識して筆先の
キャップをしないとすぐダメになります。だいたい20秒
使わないと乾きます。コマメに嵌めるキャップは筆先に
チョコンと付いている白いヤツで大丈夫です。1時間
以上離席する場合はそのうえに透明なキャップを嵌めて
ください。一度乾いてしまったら筆先を一瞬水につけて
ティッシュで水気を拭いて試し書きしてください。甦る
コトがあります。それで駄目なら交換してください。」
20秒で乾くから、メールの返事を打つ間に乾いちゃうん
だよなあ。
この白いキャップというのが、ものすごく小さくて、
キャップの穴に筆先を入れるのは、針の穴に糸を通すみ
たいな作業なんだな。
めんどくさいのなんのって。
しかもこの小さなキャップはそこいらに置いていたら、
いつの間にかなくなることが多くて、探すのが大変なん
だな。
メーカーはもっと便利な筆ペンを作ってほしいが、
この筆ペン、Gペンより細い線も太い線も出せるから、
便利なんだよね。
1時間以上離席する場合って、一日でも二日でも、透明
なキャップなんか嵌めたことがない。
なぜなら透明なキャップは捨てるものかと思っていたん
だよなあ。捨てていた。
二重にキャップをするのか、めんどくさいなあ。
筆先を一瞬水につける技もやったことがなかった。
これからはそれを試してみる。
な?漫画家というものは、ちっちゃなことを気にして
描いてるんだよ。
繊細でなければやれない職業なんだな。