きょうは動画収録だった。
淑女我報は、レイプ犯罪の擁護をしてしまう「個のない女」
について笹さんとじっくり語り合った。
やっぱりその人の心の底にあるものって顔に出るよね。
「顔つき」と言うべきか。
自分の顔つきも変化してるもんなぁ。
年齢によって造形が変化するというのとはまた違うものが
顔には浮かんでたりする。
高森先生との徒然草は、読めば読むほど兼好法師の人間味が
よくわかるし、深みのある味わいがあって楽しい。
古典はたくさん読んだほうがいいな。
「女性の髪」についての話になって、
小学生の頃、公文式の英語で読んだ短編小説を思い出した。
貧しいけれど仲睦まじい夫婦のクリスマス話だ。
妻は、愛する夫のためにプレゼントを買いたいと思い、
夫が自慢にしていた懐中時計につける金の鎖を買おうとするが、
お金が足りない。
そこで、自分の自慢の美しいブロンドの髪を切って売ってしまう。
ところが、夫は、愛する妻がかねがね町のショーウインドウごしに
憧れていた櫛を買うために、自慢の懐中時計を売ってしまう。
この貧しい夫婦にとって、妻の髪と夫の時計は唯一の宝物だったが、
二人は決して愚か者ではないのだ、という内容。
小学生の私にとって、とても印象的だったので、
一生懸命に読んで、いまでも物語をよく覚えている。
ただし、肝心の英語のほうはすっかり忘れた。
いまあの短編を英語で出されても全然翻訳できないが、
私なりの勝手なデフォルメで、情感込めて読み聞かせる
ことはできる。
英語力は全然つかなかったが、物語の力は偉大だ。
オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」という話。