「ゴー宣道場」は女性の地位向上を目指すと言ったら、
そのためのアイデアとして、門下生、特に女性が、
託児所を作って、保育士を雇えばいいと言い出した。
いいねえ、どこにそんなカネがあるのだろうねえ?
多分、要望すれば、わしがカネを出すと思っているん
だろうね?
すべてはカネだ!カネがあれば何だって出来る。
ところが残念ながら、わしは孫正義じゃない。
「ゴー宣道場」の参加費も、道場チャンネルの価格も、
庶民のために、とにかく安く抑えている。
「ゴー宣道場」の会場に、控室をもう一つ借りる、
赤ちゃんの世話をしてくれる保育士も雇う、それで
カネはいくらかかるか、計算したのだろうか?
もし万一、赤ちゃんに怪我やその他の不慮の事故が
あった場合、誰が責任をとるのだろうか?
それもわしか?
費用と責任、この感覚を持つことこそが、女性の
現実感だと思っていたが、やはりわしよりは現実的
ではないらしい。
わしは託児所を否定しているわけではない。
カネのことを考えないアイデアは無意味だと言って
いるのだ。
女は甘い。
わしにそう思わせてしまったのは失敗だったな。