ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.6.1 08:11日々の出来事

「ゴー宣道場」は物語になる

今日は朝から晩まで家に籠って『おぼっちゃまくん』の
ペン入れに集中できる。
今日中に上げてしまいたい。

最近は「ゴー宣道場」のことを考える比重が大きい。
これからは「ゴー宣道場」自体を作品にしていく予定
だからだ。
生身の人間たちをキャラにして描いていくから、自分の
思い通りの自画像にはならない可能性の方が高いので、
描いた後に「私じゃない」とかガタガタ言うことは
許さない。
素人だから、好意的には描くように心がける。
ナイーブ過ぎる者、キャラ化されるのが恐い者は、
わしのそばに近づかないことだ。
わしに顔を覚えられないように注意した方がいい。

生身のキャラは、わしが振り付けを考えていても、
何を考え、どう行動するか分からない。
わしの期待値を上回るか、下回るか、それによって
物語の展開が変わってくる。
平成の時代に「ゴー宣道場」は始動して、生前退位で
一つの成果を出した。
令和の時代は「ゴー宣道場」がわしの作品であることを
明確に打ち出し、プロデュースしていきたい。

昨夜も全国推進隊長のちぇぶから電話があり、各地の
様子の説明を受けた。
岡山地区が核になるメンバーを揃え、こちらは明日の
師範方の検討を待って、開催か否かを発表するつもり
だったが、すでに開催を既成事実化しようと、ちぇぶと
一緒に盛り上がっている。
言っておくがどこでも誰でもやれることではない。
大失敗で終わったという評価になる危険性だってある。

ちぇぶはゴジラのようなもので、暴走する危険性が一番
高い。
内蔵するエネルギーが「ゴー宣道場」の男女の中で一番
巨大で、うまく操れば人類のためになる怪獣だ。

大坂のカレーはキングコングみたいなもので、興奮
するとドラミングの音が凄い。
今も大阪からすごい音が聞こえてくる真っ最中だ。
そのカレーを髑髏島の住民が称えている。

最新キャラのもぐはモスラのようなもので、ちぇぶと
共闘関係にあるが、危険なりんぷんを振り撒いていて、
得体が知れない。

キングギドラは明確な敵だから道場内にはいない。
エセ保守連中がまさにギドラだろう。

わしは何かといえば、秘書みなぼんが地球だと言って
いた。なるほど。
「ゴー宣道場」はこれから物語になる。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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