niconicoゴー宣ネット道場チャンネル最新動画
徒然草 気まま読み#29
「倹約を旨とすべし」
配信しました!
チャンネル会員無料。
会員以外の方は100円+税で
ご覧いただけます。
今回扱うのは、第二段。
全文を紹介すると…
いにしへの聖の御代の政をも忘れ、民の愁へ、國のそこなはるゝをも知らず、萬にきよらを盡して、いみじと思ひ、所狭きさましたる人こそ、うたて、思ふところなく見ゆれ。
「衣冠より馬・車に至るまで、あるにしたがいて用ゐよ。美麗を求むることなかれ」とぞ、九條殿の遺誡にも侍る。順徳院の、禁中の事ども書かせ給へるにも、「おほやけの奉物は、おろそかなるをもてよしとす」とこそ侍れ。
ここに出てくる「順徳院」の教えは、現在に至るまで、歴代天皇が守ってきたことである。
それがこの時代には、貴族の間にも共有されていたことになる。
いや、兼好がわざわざ書いているということは、実際には守られていないという現状があったということか?