ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.5.30 08:02日々の出来事

「個」と「集」は、「公」に向かうべし①

「ゴー宣道場」は全国各地で有志が自分の地域に呼びたいと
思っているようで、とてもありがたい熱意だと思う。
このニヒリズム蔓延の世の中で、社会と繋がって公に資する
議論をしたいという情熱があるのだから、大した人たちだと
思う。
できるだけその熱意に応えたい。

けれど今、わしは首をひねる事態が発生していて、関西で
年2回開催を発表しても、その後のメーリスの反応を見て
いると、誰も喜んでいないのだ。

大阪で、カレーと聖母W氏を交えて数時間、話しあった
ことがある。
「なんで設営隊長を辞めたんだ?」と問うと、後進を育てる
ためだと言った。
ならば公共心からだから、やむを得ないと思った。

わしは関西での年2回開催をしもPに連絡したが、「関西
での2回の開催ご検討ありがとうございます!ちぇぶさんに
連絡を取り話し合わせていただきます」と返事が来た。
素直に喜んでくれていると思った。

ところがメーリス内では、関西方面は誰も喜んじゃいない。
ちぇぶと仲が悪いカレーを忖度しているのではないか?
だとしたら情けない。「個」が弱い。
カレーが喜ばなければ、自分たちも喜ばないと決めている
のではないか?
つまり、「個」が「集」に埋没しちゃってるのではないか?
わしの『脱正義論』を読んだことがないのか?

        (つづく)

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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