先般、アメリカのトランプ大統領夫妻が来日。
国賓として天皇皇后両陛下がお迎えした。
トランプ氏は以前、上皇陛下のご接遇を受けた時に、かなり緊張していた。
安倍首相とは全くレベルが違う、
決して“ディール”の対象にはなり得ないご存在である事を、
直感した為だろう。トランプ氏にとって、そのような他人に会ったのは、
或いは初めての体験だったかも知れない。天皇陛下はその時のトランプ氏の緊張ぶりをご存じで、
今回は過剰にプレッシャーを感じさせないように、
「自然体」で周到なご配慮をお見せだった。又、皇后陛下のおもてなしのご立派さは、輝くばかり。
多くの国民も、皇后陛下の卓越した存在感を、
目の当たりにしたはずだ。私は以前、
「ご即位後は、これまでの天皇にはなかった(世界的な)
スケールでのご活躍も期待できるのではないか」と書いた
(『SAPIO』平成31年4月号)。この度のトランプ氏来日の際の両陛下のお姿を拝し、
そうした期待が一層膨らむ。
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