朝日新聞の天声人語で「おおやけ」と「パブリック」は
違うと言い、「おおやけ」の語源は「おほ(大)やけ(宅)」
で朝廷のこと、つまり「お上」であるとしている。
「公」を貶めたいようだ。
わしはこういうネットに載ってるような薄っぺらい解釈が
嫌いである。
そもそも日本語なら「おほやけ」であり、漢字なら「公」
だが、「公」は「ム」(私)を開く意になる。
さらに言うなら「ム」の字は「サイ」であって、儀礼の時
に使う器を意味する。
「公」は両側に儀礼の柱があって、中央で儀式用の器を
使っている図になる。
何のための儀礼かと言えば、人民のためであり、すると
「パブリック」と意味は大して違わない。
支那の皇帝よりも、日本の天皇の方が、はるかに人民を
思って統治(シラス)していたから、ますます「公」は
抑圧的権力ではなく、「公共」「パブリックマインド」と
同義になってしまうのだ。
ネットで調べて簡単に書かないで欲しい。