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泉美木蘭
2019.5.25 01:34日々の出来事

女の思考回路考

小学館から「大東亜論最終章」送っていただきました。
小林先生、ありがとうございます!
表紙が迫力あってかっこいい!

「ゆきりん♡もくれん淑女我報」では、
レイプ無罪判決について笹さんと語り合っています。


視聴はこちら!

「抗拒不能」=「抵抗できない状態」の解釈が、
裁判官によって相当なばらつきがあるという件については、
またライジングでも過去の判例を見ながら考えてみたいと
思っています。

淑女我報や先日の生放送で話したあと、
いろいろと「女の思考回路」というものを、
自分の胸にも手を当てつつ考えてみているところ。

女性は女性の言い分や境遇や思考回路がよくわかるから、
女性の主張や訴えに共感・共鳴したり、連帯感を持ったり
しやすいという反面で、
女性は女性に対して、
「女なんだから自分でなんとかうまくやれるでしょ?」
というような、突き放す感覚も同時に持っていると私は
思っています。

男同士がそうであるように、女同士はライバルというのも
もちろんあるけど、
女性は日常的にも、どこかに集まった時にも、
気をきかせたり、世話を焼く側に立つことが多いから、
同性に対して厳しい目を向けがちな部分もあるかもしれません。

その突き放す感覚は、他人に世話を焼かれたくないという
感覚のある女同士の場合は、必要だったりもするし。

ただ、それが、嫉妬とか、本来無関係な私的な怨恨とか、
本人の卑屈さなんかと一緒くたになったり、
自分が女王として君臨する縄張りの誇示(マウンティング)とか、
自分自身がちやほやされるための言動をふりまいているからこそ
他の女の言動もそのような目的にしか見えないというような
色眼鏡と結託してしまうことがあって。

色眼鏡が分厚いと、私的な「決めつけ」に終始してしまうし、
特に、男尊女卑の世界観にガッチリはまり込んで大絶賛される道を
選んだ女性になると、
「私はこうやってうまくやって成功してるわよ」
みたいな大きな勘違いをして、卑女の優等生として、卑女の道徳を
唱えはじめたりして、女性であるのに、女性の訴えに対して、
堂々と足を引っ張るようになるのかなと考えています。

そういう色眼鏡、卑女の道徳は、概して「私は弱くて脆い女なの」
なる、一見、乙女チックな自己憐憫の弱者マインドから作られる
ものだろうなと考えているところ。

あとは、恋愛至上主義みたいなものに似た、
自己満足至上主義状態になっていて、自分の世界が満たされていたら
あとは視界に入らないみたいなのもあるかな?

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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