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小林よしのり
2019.5.11 08:43日々の出来事

男系カルトはどうせ続かない

昨日の笹幸恵さんの有本香批判があまりに完璧で、
感心した。
同じ文章を今日もアップしていてほしい。

エセ保守・ネトウヨ論壇村で生きていくためには、
男系原理主義者にならざるを得ないのだろうが、
あれほど女性の自立にこだわっていた人が、こうも
簡単に「男尊女卑」に媚びを売るとは呆れた。

男尊女卑ではない、伝統だと、奴らは必ず言うが、
伝統を馬鹿にするんじゃない!
伝統と因習の違いも分からぬタワケどもが!

伝統の隠れ蓑で男尊女卑を存続させたいという、
イスラム国、ボコハラム的な感覚が「男系主義」に
露出しているだけなのが、見抜けないのだろうか?

男はタネで、女はハタケ。ハタケは誰だっていいが、
タネは神武天皇のY染色体のみであるというのが、
奴らのカルト思想だ。
因習がすでにカルトになっている。

国民の80%が女性・女系天皇に賛成と聞けば、
それは愚民だからだ、まだ男系カルトの洗脳が
行き渡っていないからだと、奴らは考える。

オウム真理教も同じ感覚だった。
まだ国民に真理が行き渡っていないからだと、
選民意識を持ってカルト思想を布教していた。

国民の持つ健全な保守のバランス感覚・常識を、
男系カルトで塗り替えろと、男系カルト派は
言いたいのだろうが、それは無理である。
日本はイスラム国にはならないのだ。

承詔必謹でいい。天皇陛下、上皇様、秋篠宮様の
考えに沿えば間違いはない。
安倍首相は男系カルトの洗脳が、そろそろ解けて
きたように思える。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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