羽鳥慎一のモーニングショーが皇位継承問題をやって
いたが、すごく良かった。
女性が産む子の平均人数が、昭和22年(1947年)では、
4・54人。
平成16年(2004年)では、1・29人になっている。
現世代の皇族に男系男子5人がいたとして、
男系男子に限る場合、皇位継承者は、孫の世代で、
2・08人になる。
5人から2人に減るのだ!
ところが女性天皇・女系天皇を認める場合、
孫の代で、女性を含めて8・32人に増加してしまう!
皇位継承者が確実に増えるのである!
これは嬉しい!
男系男子固執主義者は、やはり天皇制を消滅させる
道を選択している。馬鹿馬鹿しいことだ。
番組中、玉川徹の意見は素晴らしかった。
山口真由は本来、男系固執派だったはずだが、番組の
トーンがリベラルだから、うまいこと合わせていた。
しばしば「男女平等」は伝統じゃない、欧米流だと
いう意見があるが、これもおかしいのであって、
では「男女平等」は一時的な流行で、そのうちまた
「男尊女卑」に戻るのか?
そうではなかろう。
「男女平等」は、(わしは「男女公平」という言葉に
した方がいいと思うのだが)、もはや伝統の始まりだ。
神話の世界に遡れば、天照大御神からであるし、
史実上の「天皇」の始まりは、推古天皇(女)・
持統天皇(女)であるから、日本は必ずしも
「男尊女卑」の伝統があるわけではない。
側室制度がなくなった時に、男系男子制度も終わら
せておくべきだった。