私は戦争経験者の方々に話を聞く聴講会を
時々開催しています。
近現代史研究会、通称「PandA会」。
ふざけた通称ですが、中身はいたって真面目。
戦史に詳しい人もそうでない人も、関心を持って、
なおかつ経験者に敬意を払える方なら
誰でも聴講会に参加することができます。
次回聴講会は、4月29日(昭和の日)。
ペリリュー島からの生還者を
講師としてお招きしています。
ペリリュー島で中川聯隊長が自決し、
組織的戦闘が終了したのは昭和19年11月24日。
けれどその後も二年半にわたって、
日本の敗戦を知らずに洞窟に潜み、
遊撃戦を展開していた将兵がいました。
彼らは昭和22年4月(!)、最終的に武装解除に
応じました。その数、34名。
講師は、そのうちの一人です。
おそらく生還された34名のうち、お話が伺える
最後のおひとりでしょう。
ペリリュー島は「天皇の島」とも言われています。
敗色濃くなっていった昭和19年後半。
あちこちから負け戦の報告が届く中、
ペリリュー島守備隊の奮闘ぶりは
目を見張るものがありました。そのため、
天皇のご嘉賞(お褒めの言葉)は11回にも
及びました。
「天皇の島」と言われる所以です。
たまたまなんですが、
「平成」最後の「昭和の日」に、
「天皇の島」から帰還された元兵士に
お話を伺うことになりました。
こうして「令和」を迎えるのも
また感慨深いものがあります。
ご関心のある方、下記HPの詳細を
ご覧くださいませ。
近現代史研究会(PandA会)
http://www.panda1945.net/
、
BLOGブログ
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