昨日の生放送の中で、小林先生が資料としてお持ちになった
白川静「字統」のコピーを見た瞬間に、
(うわあ、これ私も欲しいなあ……)
と思ったんだけど、
「令」という文字が、神官が礼帽をかぶってひざまずき、
神意を承けるという様子から派生して、
「鈴」という文字には、神を降ろして神を送る時の楽器
という意味があるということが書かれているのを読んで、
ますます発情してしまって、
帰りの電車のなかで、
いつも画集や写真集を買っている、大型本に強い古書店の
サイトで「字統」の在庫検索をかけたら、
本体価格6,000円のと18,000円のが両方あったので、
分厚いほうが面白そうだと思って、18,000円版のほうで
注文入れちゃった。
ブログで「字統によれば…」と読んでいるときは、
へえ、そうだったのかと思うだけなんだけど、
ああやって中を見せられちゃうとダメよね。
私にとっては、洋服を試着したり、野菜皮むき器の実演販売に
取り込まれるのと同じだから。
あと高森先生、
「徒然草気まま読み」に、門弟MLでリクエストがありまして、
第89段の「猫又」の話をぜひ、とのことですので、
来月の収録でとりあげましょう~。