ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.4.23 10:51日々の出来事

人を褒めたい

「ゴー宣道場」の門下生をわしが個人名を挙げて評価
すべきじゃないという意見があった。
誉められた個人が舞い上がって、承認欲求を充たされて
狂うのだそうだ。
あるいは誉められた個人に権威が発生して、周囲が
その権威に靡くこともあるそうだ。

だからわしは「ゴー宣道場」の門下生には関わらない
方がいい、天皇みたいになるべきだと言われたことも
ある。

当たり前のことだが、わしは天皇みたいにはなれない。
わしは「王様は裸だ」と見抜く子供のままでいたい。

特に年取ってから、人を誉めたいという衝動が強く
なったようだ。
立派な奴は立派な奴だと褒めまくりたい。
その代わり、狂ったら、「誉めすぎたら狂った」と
はっきり言うようにしたい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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