『兄が80歳のとき、私は70代半ば。それからは
できないです』
さすが秋篠宮殿下、新天皇即位の前に先手をとられた。
これは秋篠宮さまが将来、天皇になることを辞退する
宣言である。
十分予想されたことで、世代が近すぎるから、新天皇
から弟への継承は無理だと、『天皇論』『新天皇論』で
わしは描いてきた。
勘違いしてはならないのは、なるべく早く悠仁さま
に皇位を継承させたいから、こんな発言になったわけ
ではない。
さっそく天皇制廃止論者はそのように勘違いしている。
断じて違うのだ。
秋篠宮さまは「皇嗣殿下」となられるが、「皇太子」
ではない。
これからは「皇太子不在」の時代が来るのだ。
重要なのは、皇太子でなければ祭祀の継承が出来ない
ということだ。
これを危惧して、秋篠宮殿下は愛子さまを皇太子に
するべきだと思っておられる。
5月からの上皇、新天皇、秋篠宮さまの意見は一致し
ている。
女性天皇への道を開くことだ。
当然、女性宮家も早急に創設しなければならない。
皇族は誰だって、辞めると言う権利は持っている。
辞めると言われたらおしまいなのだと、田原氏の
番組で、わしは言ったばかりだ。
まさか首に鎖をつけて、皇族を続けさせるなんて
出来ない。
何度もわしは言っているが、「やっていただいている」
という気持ちがなければ、天皇制は続かない。
エセ保守の逆賊どもは、「俺たちがやらせている」と
思っているが、それでは天皇制は続かないと、わしは
断言しておく!