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笹幸恵
2019.4.15 15:37日々の出来事

アッツ桜

いつも通りすがりに目を楽しませてくれる
駅前の花屋さん。
色とりどりの花が店先に並べられていて、
時々、鉢植え用の花を買う。

この前もふと見たら・・・
「アッツ桜」
というプレートが。

おおお、アッツ桜!?
あの北方、アリューシャン列島のアッツ島に咲く花か!?
山崎保代大佐率いる守備隊が玉砕した、あのアッツ島!?

日本軍は戦地で目にした風景を故郷になぞらえ
富士や桜の名をつける。
ソロモン諸島コロンバンガラ島に
そびえる山は「ソロモン富士」だし、
マリアナ諸島で真赤に花開く火炎樹は
「南洋桜」と呼ばれている。
アッツ島でも、長い冬が終わると、
高山植物が顔を出し、可憐なピンクの花が
アッツ桜と呼ばれている・・・と聞いたことがある。

そのアッツ桜か!?

ううう、アッツ島で玉砕した兵士たちが
生前に愛でたであろう、これがアッツ桜・・・。

思わず購入して、ベランダの鉢植えに。



しかしなんでアッツ桜が日本に???
と思い、ネットで調べてみた。


アッツ桜(ロードヒポキシス)
高山植物のようにも見え、花の印象からアッツザクラと
呼ばれるようになったものと思われますが、
南アフリカ原産の半耐寒性球根植物で、
北太平洋のアッツ島の原産ではありません(みんなの趣味の園芸 NHK出版)

な、
な、
なんやねーーーんッ。
南アフリカかーーーい。

(まあでもカワイイからいいか・・・

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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