発売中のSPA!4月2日号掲載の『ゴーマニズム宣言』
「血の一滴は差別である」
感想をご紹介します!
SPA!「ゴー宣」第40章を読みました。
「アイヌ系日本人はいるが「アイヌ民族」はもういない」これは重要な認識だと思います。
自らの思想が「絶対の正義」のようになってしまうと、客観性が全く無くなってしまいます。
これは恐ろしいことです。
「差別論スペシャル」での小林先生の御友人のS氏のエピソードは強烈でした。
S氏の親友は決して悪い人物ではなかったというところも含めて。
今回のゴー宣2nd第40章は強烈な章でしたが、
つまり、これは誰しもが陥るかもしれないことだから、一層恐ろしいです。
「血の論理」と権力が結びついてしまうことは、更に恐ろしいことです。
ヒトラーも民主主義で選ばれた結果トップになった男であり、
その後、独裁者となっても、ホロコーストを起こしても、
ドイツが大戦で敗北するまでは非難されることはありませんでした。
アンネ・フランクのような人達もいましたが、当時では声を挙げられる人はごくごく少数派だったということです。
声を挙げられるような状況でもなかったでしょう。
アンネの日記が公開されたのは戦後のことですし。
つまり、全体主義が取り返しのつかない状況まで世を覆ってしまった時には、もう遅いということだと思います。
ワンドロップ・ルールについては詳しく知りませんでした。
今回のゴー宣で知りました。
現在の日本の極左も、国粋主義・反左翼の極右も、同根であるように思えてきます。
天皇制は血統の論理ではありますが、ゴー宣で改めて描かれる時のことが今から楽しみです。
竹田恒泰が某番組で小林先生と同席した時に「あなたとは血統が違う」と発言していましたが、
これも今回のことに繋がるような気がします。
しかし、天皇制は果たして「血統」だけなのか、ということもあります。
「血統」だけでは、天皇陛下の無私の精神は育まれないと思いますし。
まさに「血統」のみに拘っているのが男系カルトだろうと思いますし。
(皿うどんさん)
「アイヌ系日本人はいるが「アイヌ民族」はもういない」の一言を、極左の人達は絶対に理解しません。
この言葉を聞いただけで、即座に「差別だ! ヘイトだ!」と言い始めます。
また、いまの「アイヌ文化」は決して観光用に作られたものではない! 家庭や地域で受け継がれてきた! と言い張る人もいます。
じゃあ見せてくれ、と言われても、どうせ絶対見せてくれません。
皇族志願の旧宮家系男系男子と同じようなものです。
どこかにある! どこかにいる!と言うだけです。
それであまりにも不毛すぎるのでほっといたら、勝手に「勝利宣言」を始めます。
手のつけようがありません。