発売中のSPA!4月2日号掲載の『ゴーマニズム宣言』
「血の一滴は差別である」に対して、香山リカはこう言っています。
今週号のSPA!の小林よしのり氏連載、また私も揶揄されたけど、でもここがいちばんひどい。差別するために「おまえは先祖に⚪人がいるから⚪人だ!」と他人が決めつけるのと、それぞれの民族が誇りを持って「私は◻️人です」と自認できるのとでは、まったく意味が違う。むしろ正反対。 https://t.co/Gry4DWwmA9
— 香山リカ (@rkayama) March 26, 2019
完全に想定内の、陳腐な陳腐な反論です。
だから読まれたくなくて、ブロックしたんですかね?
香山のオマケの極左活動家たちも一斉に、
「アイヌ民族は『ワンドロップ・ルール』ではない!本人の自認を最大限に尊重しているんだ!」
…と、判で押したように同じことを言って私のツイッターに絡んできました。
いくらアイヌの血を引いていても、本人が「自分はアイヌではない」と思っていたら「アイヌ民族」とは認定されない。
「自己決定権」を最大限に尊重しているのだから、これは「ワンドロップ・ルール」ではない…と言うのですが、本当にモノ考えているんでしょうか?
こんなこと、普通にモノを考える能力がある人には言わなくてもわかることだと思うのですが、「アイヌ民族」の定義とされているのは以下の通りです。
第一に「アイヌの血を引いていること」
第二に「自分はアイヌだと認識していること」
第一条件の「血」をクリアして、初めて第二条件の「自認」が問われるのです!
まず「アイヌの血を引いていること」が大前提なのです!
そうでなく、「自己決定権」が優先されるのであれば、誰だって「私はアイヌ民族だ!」と言いさえすれば、それで「アイヌ民族」になることができちゃいます。
私もあなたも、よしりん先生も、みんなみーんな、「アイヌ民族」になれます!
あくまでも「血を引いている」というのが最重要なのであって、これこそがワンドロップ・ルールなのです!
自認のあるなしなんか、付録の問題にすぎません。
しかも、その配偶者まで「アイヌ民族」だというのだから、これは部落差別と全く同じ理屈なのです!
いまは優遇されているから「誇りを持って」私はアイヌ民族だと言う人もいるのかもしれませんが、こんなのはいつでも簡単に差別に反転してしまいます。
そうなった時には、本人が自認していようがいまいが、血を引いているということだけで差別され、迫害される対象になってしまうのです!
だから「血の論理」は危険だとよしりん先生は警鐘を鳴らしているのです。
差別に反対するがゆえに!
香山リカやそのオマケの活動家たちは、「優遇」も「差別」も表裏一体だということすらわからないほど、頭が悪いのです。
差別を生み、社会に災厄を巻き起こすことになりかねない、危険物レベルの頭の悪さです!