時事通信の3月の世論調査(8日から11日に実施)。
自民党の総裁4選論への賛否を尋ねている。結果、賛成は僅か9.0%だった。1割に満たない。次の首相に相応しい政治家は以下の通り。1位‐小泉進次郎厚生労働部会長、支持率24.4%。2位‐石破茂元幹事長、18.9%。3位‐安倍晋三首相、14.2%。4位‐岸田文雄政調会長、5.1%。自民党支持層(全体の4分の1ほど)では、以下の通り。1位‐安倍氏、26.6%。2位‐石破氏、23.4%。3位‐小泉氏、19.6%。さすがに、小泉氏が次期首相に就任する可能性は低いだろう。そう考えると、リアルな次の首相候補として、世論の支持という点では、石破氏がかなり良い位置にいるのではないか。特に、自民党支持層でも、現職の安倍氏に近い支持率をキープしているのは、軽視できない。無党派層(全体の6割ほど)の場合だと、こうなる。1位‐小泉氏、27.2%。2位‐石破氏、18.6%。3位‐安倍氏、10.2%。安倍氏の支持率がガクンと落ちる。時事通信の世論調査は、2000人の18歳以上の男女を対象に、個別面接方式で調査しており(今回の有効回収率は61.2%)、一般に評価が高い。